展示概要
GINZA SIXにある銀座 蔦屋書店は写真家 山本昌男氏の個展「手中一滴-YAMAMOTO Masao BONSAI - Microcosms Macrocosms」を2019年11月1日(金)から11月30日(土)まで書店内のアートウォールギャラリーにて開催する。主に欧米を中心に活躍し、超絶的といわれるモノクロ技法による繊細で詩的な写真作品やインスタレーションが国際的に高く評価されている写真家 山本昌男。日本的で精神性の高い美しさは、国内外で多くの人々を魅了し続けている。
本展では、小さな鉢の中で人の手と水によってのみ生きる盆栽、八ヶ岳や富士山麓の雄大な風景の中に置いた作品「BONSAI」の他、自然の神秘性と向き合いながら制作された作品群、刊行されたばかりの写真集「手中一滴」、並びに同氏の絶版となった希少本を展示販売する。また、限定のプリントが付属し、職人の手による特製箱に納められた写真集「手中一滴」特装版が本展で初公開される。
本展タイトルの「手中一滴」とは、山本による造語で「一滴の露にも宇宙が宿る」という禅の教えに基づいている。山本の写真も盆栽も、人が自然と向き合う中に、人の手から絞り出されるように生まれた作品。そこには人と作品と自然が織りなす究極の美を追求した世界がある。
山本昌男
1957年愛知県生まれ。16歳より写真を撮り始め、絵画の勉強を経た後に、写真技法(主にゼラチンシルバープリント)による作品発表に至る。1994年サンフランシスコでの展示を皮切りにアメリカ市場での発表が続き、96年にニューヨークのYancey Richardson Galleryでの個展開催。2006年よりヨーロッパに於いても活発な展示活動を開始。欧米、日本のみならず、モスクワ、サンパウロでも美術館や画廊にて展示開催。NYタイムス他アート雑誌などのメディアにも多数掲載。山梨県の八ヶ岳南麓に在住し、自然に囲まれた環境にて制作活動を続けている。現在、清里フォトミュージアムK*MoPAにて個展開催中(2019年12月8日まで)。
イベント概要
展覧会名 | 手中一滴-YAMAMOTO MasaoBONSAI - Microcosms Macrocosms |
会期 | 2019年11月1日(金)~11月30日(土) |
時間 | 10:00~22:30 |
場所 | 銀座 蔦屋書店 アートウォール・ギャラリー(6F スターバックス横展示スペース) |
入場料 | 無料 |