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みんなの元気でエネルギーを生み出す

AOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」が2024年4月13日(土)から9月1日(日)まで開催中。会場となる青森県内5つの美術館・アートセンターを、現代美術家・栗林隆による《元気炉》が8月9日(金)から巡回展示している。

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栗林隆《元気炉》青森県立美術館 展示の様子 Photo:小山田邦哉

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栗林隆《元気炉》青森県立美術館 展示の様子 Photo:小山田邦

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栗林隆《元気炉》青森県立美術館 展示の様子 Photo:小山田邦

栗林は空間の内と外、自然と人間、人間同士の間にある境界など、あらゆる時代や場所に存在する「境界」に目を向け、その意味を問い直すような作品を制作してきた。《元気炉》は原子炉の形状をした構造物に薬草の香りを帯びた蒸気を発生させ、観客が中に入る体験型の作品で、作品を稼働する美術館では地域ごとに自生する薬草をブレンドして使用。レモングラスやくわの葉など、ハーブの香りが漂うミスト状のスチームを体験した人たちは皆一様に笑顔で、体験後のハーブティーも楽しんでいる。

《元気炉》は2024年のテーマである「つらなりのはらっぱ」を体現するように、青森5館を旅し、各地域に継承される伝統文化や人々との交流をかさねながら、本アートフェスのフィナーレを飾る。

栗林隆

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《元気炉》の前で 栗林隆 青森県立美術館にて Photo:小山田邦哉

1968年、長崎県生まれ。東西統合から間もない1993年よりドイツに滞在、その頃より「境界」をテーマにドローイング、インスタレーション、映像など多様なメディアを使いながら作品を発表。現在は日本とインドネシアを往復しながら国際的に活動する。主な展覧会に、2022年、ドクメンタ15(Takashi Kuribayashi+Cinema Caravanとして)、カッセル、ドイツ。2019年、瀬戸内国際芸術祭2019「伊吹の樹」、伊吹島、香川。2018年「パレ・ド・トーキョー Enfance/こども時代」展、パレ・ド・トーキョー、フランス、パリ。2012年、個展「Water >I< Wasser」十和田市現代美術館、青森など。

栗林 隆《元気炉》巡回展示 概要

会期①8月9日(金)~8月11日(日)(終了)
②8月14日(水)~8月15日(木)(終了)
③8月18日(月)・19日(月)・21日(水)
④8月24日(土)~8月25日(日)
⑤8月28日(水)~9月1日(日)
会場青森県立美術館
青森公立大学 国際芸術センター青森
八戸市美術館 
十和田市現代美術館
弘前れんが倉庫美術館
URLhttps://aomori-artsfest.com/