西洋画家の作品を再解釈し独自の技法で表現する
銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMで、中西伶の新作展「表層の季節」が2024年5月18日(土)から6月5日(水)まで開催される。中西伶は従来のペインティングの手法にプリンティングを組み合わせ、複雑にレイヤー化された作品を制作し、デジタルとアナログ、またグラフィックと絵画を掛け合わせながら独自の作品を創り出している。
本展では中西がデビュー当時より描き続けている花をモチーフとした「flower of life」シリーズの他、2023年の個展「街への距離、画家の記憶」で初めて発表したポスト印象派画家ゴッホ、ゴーギャンなどの作品を再解釈したシリーズを中心に、新作ペインティングを発表。ゴーギャン作《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》をモチーフにした作品は、会場の壁一面を覆う幅約6mの大作となっており、作品を通して鑑賞者の深層への問いかけを行う中西の今を体感することができます。
個展「表層の季節」によせて
咲いては枯れる花の一生に思いを馳せる。
あの世で降り注ぐ季節は何処へ向かうだろう。
表層だけが生きている時間を通り過ぎていった。
四季という比喩が人の一生に意味を与え続けるのなら
私は描くことでその意味を確かめたい。
中西伶
中西伶(Rei Nakanishi)プロフィール
1994年 三重県生まれ。2016年に渡米し、山口歴のアシスタントとして作品制作に携わる。2019年に帰国後、GOLD WOOD ART WORKSに所属。静岡県を拠点に、国内外にて展示発表を続ける。従来の絵画の制作方法にプリンティングを組み合わせたアプローチで作品を制作する。近作では、グラフィックのほか、3Dモデリング、AI、NFTなどの技術を掛け合わせながら時代の動きによって変化し続ける価値について問い、制作を通して表現の本質を模索している。
中西伶「表層の季節」開催概要
会期 | 2024年5月18日(土)から6月5日(水)まで |
時間 | 11:00~20:00 |
会場 | 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM |
入場 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/44c86rsj |