石を通じて拡張体験する国東半島《石の部屋》ツアー
石の声に耳を澄まし、国東の自然と記憶につながるアート体験は石をメディアとしたアート作品《石の部屋》を通じて国東の自然と文化の記憶を呼び覚ますアートツアー。ガイドは雑誌penが選ぶ、その年最も活躍したクリエイター達に送られる「Penクリエイター・アワード2021」を受賞したanno lab(あのラボ)代表の藤岡定がつとめる。
石を通じて国東の自然と記憶を呼び覚ますアート《石の部屋》
国東半島には1,000年以上前から続く石の文化があり、現地の岩や石が土地の自然や人々の営みの気配や記憶を宿すメディアとなってきた歴史がある。《石の部屋》は福岡を拠点に活動するクリエイティブ・ラボ anno labが手がける《不均質な自然と人の美術館》の4つ目の作品として開発中の体験型アート作品。体験者は石を手にエリアを散策することで、現地の自然や文化の記憶を音声をきっかけに呼び覚ましていく。本ツアーでは開発中の新作である《石の部屋》を特別に先行体験することができる。
国東の自然を拡張体験する《不均質な自然と人の美術館》
《不均質な自然と人の美術館》は、長崎鼻リゾートキャンプ場内に2020年に開設したメディアアートミュージアム。施設はanno labが手がけた《太陽と月の部屋》《海の部屋》《森の部屋》という3つの作品によって構成されている。リアルタイムに取り込まれる現地の太陽や月の動き、風向きや潮位といった自然の要素をテクノロジーを介したアート表現で拡張することで、一瞬ごとに移り変わる国東の自然をより深く感じ取ることができる。
長崎鼻エリアで秘境ムード漂う「行者洞穴」や壮大な海景へ
国東半島の先端に位置する長崎鼻は、年中季節ごとの花が岬一帯を敷き詰め、オノ・ヨーコやチェ・ジョンファなど世界的アーティストの作品群が点在する「花とアートの岬」。一歩踏み入れるだけで人外の気配さえ感じさせる秘境「行者洞穴」をはじめ、見渡すかぎり水平線が視界を占める絶景の展望台などを散策しながら、土地の記憶を辿る《石の部屋》を体験できる。
九州最古の木造建築である国宝・富貴寺での宿泊&座禅体験
富貴寺は、平安時代に宇佐神宮によって開かれた由緒ある寺院。阿弥陀堂(富貴寺大堂)は、宇治平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂に数えられ、現存する九州最古の木造建築物として国宝に指定されている。本ツアーでは併設する宿泊施設「蕗薹」に宿泊し、翌朝には国宝の阿弥陀堂での座禅体験に参加することができる。
世界農業遺産認定の田染エリアで国東の精神と絶景を体験する散策トレッキング
豊後高田市の南東に位置する田染(たしぶ)地区は里山と田園が広がる小さな里で、現地独自の「六郷満山文化」信仰において重要な「本山」の寺院を多く擁している。昔ながらの田園風景が広がる「田染荘(たしぶのしょう)」は国の重要文化的景観にも選定され、平成25年には世界農業遺産にも認定されている。ツアーでは山野に踏み入る『石の部屋』トレッキングを通じて、国東の精神と自然をより深く体験することができる。
地元の食材を使った名物やミシュランガイド掲載の農家料理を堪能
初日の昼食は、築140年超の日本家屋を改築し「涛音寮(とういんりょう)」で、国東名物マダコを使った「たこめし御膳」を堪能することができる。また夕食は富貴寺併設の「蕗薹(ふきのとう)」で、「ミシュランガイド熊本・大分 2018特別編」にも掲載された農家料理。地元の野菜や豊後牛、手打蕎麦まで味わえる充実したコースとなっている。翌日の昼食は地元の美味しい米と水にこだわり抜いた塩おにぎり専門店「米(よね)や」のおにぎり弁当。田染散策で見つけたお気に入りの場所で自由に食べることができる。
石を通じて拡張体験する国東半島 『石の部屋』ツアー (1泊2日)ツアー情報概要
開催日 | 2022年 3月5日(土)から3月6日 (日)まで |
旅行日数 | 2日間 |
料金 | 57,000円(税込)※特別価格 |
申込み | UNAラボラトリーズ の専用ページ |