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混沌とした現代のアートシーンに新たな視点をもたらす可能性

ARTDYNEでグループ展「Snapshot」が2024年5月18日(土)から6月2日(日)まで開催される。参加作家は天野雛子、西村昂祐、新井浩太、後藤瑞穂という4人の若手アーティスト。永続的なイメージのポートレートとは違い、日常の出来事や風景の一瞬を切り取ることで表出される美術の可能性に着目。過去と現在、未来を感じさせる時間性、同時に「生と死」のメタファーが立ち現れると想像し、翻って混沌として焦点の定まり難い現代のアートシーンに新たな視点をもたらす可能性を探求している。

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天野雛子は、鮮やかな色彩とのびやかなフォルムが特徴であり、日常の一瞬を軽やかな筆使いで平面へと昇華。西村昂祐は、デカルコマニーの技法を使い、画像データを出力した物に絵具を乗せ別の支持体に転写することによって、イメージをキャンバスや絵具という、明確な質量を持った物に置き換えた。

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Hinako Amano| I can fly 2024|キャンバスに油彩|H530×W652mm

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Kosuke Nishimura|無心像 2024|キャンバスに油彩|H410×W273mm

新井浩太は、立体表現を軸としながら物体の表面性に焦点を当て、物質と空間の関係性を探求し、後藤瑞穂は近代の歴史や人間の営みを作品に織り込み、現在と過去を行き来するような濃密な空間を表現している。

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Kota Arai|あやふやにふれる_9 2024|革、粘土、樹脂|H210×W180×D90mm

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Mizuho Goto|アボカドを拾う 2024|キャンバスに油彩|H606×W500mm

グループ展「Snapshot」開催概要

会期2024年5月18日(土)~6月2日(日)※月火休廊
時間12:00~19:00
会場ARTDYNE
URLhttps://www.art-dyne.com/