多くのアートコレクターが新作を待つ画家 佐藤誠高の画集
美術出版社が画家 佐藤誠高の初の画集『Reality -Dancing on the Edge-』を2024年1月26日(金)に発売する。佐藤は写真と見間違えるほど精密な鉛筆画に、大胆な絵具使いで抽象的なペインティングを施す作風で知られる。作品発表をする機会が少ない佐藤の作品をまとめて堪能できる貴重な1冊となっており、72点の絵画、立体作品の写真のほか、気鋭の美術批評家 山本浩貴(中公新書『現代美術史』ほか)による論考原稿を収録。一般販売に先立ち、銀座 蔦屋書店オンラインショップで数量限定サイン本の先行予約を2023年12月26日(火)から受付けている。また書籍発売に併せて、展覧会「Reality -Dancing on the Edge-」も銀座 蔦屋書店で2024年1月27日(土)から2月14日(水)まで開催予定。
概要
佐藤誠高がモチーフとするのは実在の人物や花。彼はパネルに向き合うと、まず写真と見間違えるほどの精密さでモチーフを鉛筆の線のみで模写していく。パネルいっぱいのサイズに描き上げた鉛筆画が完成すると、自分で描いた「物を語りすぎる目」や「美しさを誇張しすぎる花弁」を色鮮やかな多色使いのアクリル絵具で大胆に塗りつぶしていく。一般的に人々がもっとも美しいと目を奪われる部位をあえて絵具で覆い隠すことで、モチーフ自体がもつ本来の美しさを表現している。
佐藤誠高(さとう なりたか)
1980年愛知県生まれ。2008年東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。2007年第8回SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)にてグランプリを受賞。2017年Independent Tokyo 2017にてグランプリ受賞。主な個展に「DUAL」(2019 / みんなのギャラリー、東京)、「RAW」(2021 / Hiro Hiro Art Space、台北)、「Show Case」(2022 / SCÈNE、東京)、「REVEAL」(2022 / GR Gallery、ニューヨーク)など。
佐藤誠高『Reality -Dancing on the Edge-』書籍情報
発行 | カルチュア・コンビニエンス・クラブ |
発売 | 美術出版社 |
価格 | 7,500 円+税 |
発売日 | 2024年1月26日(金) |
仕様 | 156ページ、B4変形 |
ISBN | 978-4-568-10576-6 C0071 |
URL | http://tinyurl.com/4jhc7b2v |