次世代を担う才能あるデザイナーやアーティストの発掘・支援、受賞者とのコラボレーションも
「TOKYO MIDTOWN AWARD」が2024年4月22日(月)から作品募集を開始する。本アワードは東京ミッドタウンが“「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街”をコンセプトに、才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、支援、コラボレーションを目指してデザインとアートの2部門で開催するコンペティションで、今年で17回目を迎える。今年はデザインコンペに倉本仁、アートコンペに脇田玲を迎え、第一線で活躍する様々なジャンルの審査員とともに審査を行う。
本アワードの特徴
- デザインとアートの2部門で開催するコンペティション。
- 顕彰後の受賞者支援や、東京ミッドタウン/三井不動産グループとのコラボレーションの機会を創出し、提供。
- アートコンペ入選者へは、最終審査の作品制作に向けて100万円の制作補助金を支給。
- グランプリ受賞者へは、副賞として海外プログラムへの招聘・イベント視察の機会を提供。
アートコンペ
テーマ:応募者が自由に設定
募集期間:2024年4月22日(月)~5月13日(月)
東京ミッドタウンという場所を活かしたサイトスペシフィックな作品を募集。テーマを自由に設定し、都市のまん中から世の中に、そして世界に向けて発信したいメッセージをアートで自由に表現した作品。
デザインコンペ
テーマ:とき(時)
募集期間:2024年5月20日(月)~6月27日(木)
「モノからコトへ、コトからトキへ。」デザインが扱う領域は、ますます広がりを見せている。本コンペではジャンルレスで募集。あなたなら、どんな“とき”をデザインしますか。
審査員
アートコンペでは脇田 玲が新たに審査員に就任
脇田玲 / アーティスト・慶應義塾大学教授
目の前にありながらも知覚できない力を可視化/可聴化/物質化することで世界の見方を更新する作品をつくっている。主な展示に「Over Billions of Years」(モエレ沼公園 / 札幌国際芸術祭, 2024)、「アランとキースのために」(中村キース・ヘリング美術館 / Hokuto Art Program, 2022)、「脇田玲 - Photons」(清春芸術村 光の美術館, 2018)、音楽家 小室哲哉とのオーディオビジュアルインスタレーション(Ars Electronica Festival, 2016)およびライブ・パフォーマンス(MUTEK / RedBull Music Festival, 2017)、日産LEAFと一体化した映像作品「NEW SYNERGETICS - NISSAN LEAF X AKIRA WAKITA」(NISSAN CROSSING, 2017)などがある。慶應義塾大学 環境情報学部 教授。博士(政策・メディア)。
昨年に引き続き務める審査員
金澤韻(現代美術キュレーター)/ 永山祐子(建築家)/ 林寿美(インディペンデント・キュレーター)/ ヤノベケンジ(現代美術作家/京都芸術大学教授/ウルトラファクトリー・ディレクター)
デザインコンペでは倉本仁が新たに審査員に就任
倉本仁 / プロダクトデザイナー
1976年兵庫県生まれ。1999年金沢美術工芸大学工業デザイン専攻卒業。国内大手家電メーカーにて工業デザイナーとして勤務の後、2008年に東京目黒に『JIN KURAMOTO STUDIO』を開設。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで、家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の“スタジオ”は常にインスピレーションと発見に溢れている。iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。2020年Compasso d’Oro(伊)審査委員、iF Design Student Award(独)審査委員、2023年グッドデザイン賞審査副委員長。
昨年に引き続き務める審査員
篠原ともえ(デザイナー/アーティスト)/ 菅野 薫(クリエーティブディレクター/クリエーティブテクノロジスト)/ 中村拓志(建築家)/ 山田 遊(バイヤー)
応募に関する詳細は公式サイトに2024年3月8日に公開される。