被写体を様々な条件下で撮影し豊かな色彩とテクスチャーで魅せる

KOSAKU KANECHIKAで武⽥陽介展「Singinʼ in the Rain」が2024年7⽉6⽇(土)から8⽉10⽇(土)まで開催中。武田は写真というメディウムの可能性を追求し続けている作家で、代表作にデジタルカメラを強い光に向けた際に生じるフレアを捉えた「Digital Flare」シリーズなどがある。

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© Yosuke Takeda, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

本展では新シリーズで結露した⽔滴をモチーフとした「Singinʼ in the Rain」を発表。起点とする1作品のほかは、様々な条件(カメラの機種、レンズの種類、露光時間、カメラの動かし⽅など)を次々と変化させながら延々と撮影を繰り返して現像されたもので、驚くほど多様で豊かな濃淡と⾊彩を持った光とテクスチャーが定着したものとなっている。

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© Yosuke Takeda, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

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© Yosuke Takeda, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

武田陽介

1982年愛知県⽣まれ。2005年に同志社⼤学⽂学部哲学科を卒業。現在は東京を拠点に活動。主な個展に「キャンセル」(3331 GALLERY、2012)、「Stay Gold」(タカ・イシイギャラリー、2014)、「Stay Gold: Digital Flare」(空蓮房、2014)、「Ash without fire here」(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム、2019)、主なグループ展に「SHOWCASE #1 curated by minoru shimizu」(eN arts、2012)、「FOUR FROM JAPAN: CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY」(Condé Nast Gallery、2015)、「The Sun Placed in the Abyss」(コロンバス美術館、2016)、「Japanese Photography from Postwar to Now」(サンフランシスコ近代美術館、2016)があります。作品はカディスト美術財団、サンフランシスコ近代美術館、スペイン銀⾏などにパブリックコレクションとして収蔵されている。

武⽥陽介展「Singinʼ in the Rain」開催概要

会期2024年7⽉6⽇(土)~8⽉10⽇(土)
時間11:00~18:00
会場KOSAKU KANECHIKA
休館日日月祝日
料金無料
URLhttps://tinyurl.com/ypdvc82j