巨大な頭部に焦点を当てた立体作品
加藤智大個展「binary」がTEZUKAYAMA GALLERYで2024年5月17日(金)から6月15日(土)まで開催される。TEZUKAYAMA GALLERYでは5年ぶり、3回目の個展となる。加藤は、金属加工会社勤務を経て2013年に第16回岡本太郎現代芸術賞展にて発表した「鉄茶室轍亭(2012年制作)」が岡本太郎賞を受賞、またその後も強烈な視覚体験と批評性に富んだインスタレーションを発表するなど、着実に作家としての歩みを進めている。
本展では、これまで全身・半身像、兵器などのモチーフを中心としていたanonymous seriesに新たに頭部に焦点を当てた立体作品が発表される。全身像では表現されなかった詳細な顔の造形は巨大なスケールであるがゆえ、近づくほどにその正体は曖昧模糊な物体、鉄輪の積み重ねであることを強く認識させられる。
加藤智大個展「binary」開催概要
会期 | 2024年5月17日(金)~6月15日(土) |
時間 | 12:00~19:00 |
休館日 | 日月祝 |
会場 | TEZUKAYAMA GALLERY |
料金 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/5cuyzzu5 |