妹島和世監修の建築ツアーとベルリン市とのコラボレーションでさらに広がる東京のアート体験
コンテンポラリーアートプラットフォームが主催する「アートウィーク東京」が2024年11月7日から11月10日まで開催される。今年のAWTでは建築家・妹島和世監修による建築ツアー「TOKYO HOUSE TOUR」や、ベルリン市とのコラボレーションによる無料のシャトルバス「AWT BUS」など、東京の多彩なアートシーンを体感できるプログラムが提供される。
妹島和世監修の建築ツアー「TOKYO HOUSE TOUR」
今回、妹島和世の監修のもと開催される「TOKYO HOUSE TOUR」では、東京に点在する名建築を巡るツアーが実施される。ツアーのコースには建築家・東孝光が設計した「塔の家」(1966年)や、伊東豊雄による「花小金井の家」(1983年)といった、東京の歴史的建築物が含まれる。ツアーは各建物に10名の定員制で行われ、参加者は2つの異なる東京の住宅建築を体験しながら、その保存と継承について考える機会を得ることができる。妹島は「東京には戦後に建てられた素晴らしい小住宅が多く存在しており、それらは現代日本の貴重な財産である」と述べ、こうした小住宅を新たな形で後世に残す意義を強調している。
11月8日(金)
- 塔の家 9:00〜10:00/10:00〜11:00/11:00〜12:00
- 花小金井の家 12:00〜12:45/13:00〜13:45/14:00〜14:45
11月9日(土)
- 塔の家 9:00〜10:00/10:00〜11:00/11:00〜12:00
- 花小金井の家 12:00〜12:45/13:00〜13:45/14:00〜14:45
- 定員:各回10名
- 参加費:5,500円/軒(税込)
- 申込み:https://tinyurl.com/2ahm5kpw
- 申込締切:11月5日(火)
ベルリン市とのコラボレーション「AWT BUS」
AWTのシャトルバス「AWT BUS」は都内の美術館やギャラリーを繋ぎ、来場者が自由に乗り降りしながらアートの鑑賞を楽しむことができる。特に今年はベルリン市との友好都市提携30周年を記念し、「Berlin–Tokyo Express」というテーマのもと、バス内に両都市のアーティストによる作品が展示。アンドレアス・ミューエやマルテ・バーチュ、ルチア・ケンプケスといったアーティストの作品がバス内に配置され、移動中でも異なる文化と創造性が交差する体験を提供する。
- 11月8日(金)12:00〜13:00/13:00〜14:00
- 11月9日(土)11:00〜12:00/12:00〜13:00
- 定員:各回6名
- 参加費:無料
- 申込み: https://tinyurl.com/2s4czznw
アートウィーク東京
アートウィーク東京は東京の現代アートの多様性と魅力を国内外に発信する年次イベント。東京を代表する53の美術館やギャラリーが、アートバーゼルとの提携や文化庁の協力を得て参加し、各施設をAWT BUSが結ぶ。会期中は「AWT FOCUS」や「AWT VIDEO」、「AWT BAR」といった独自プログラムも展開され、様々なアート体験を通じて東京の「今」を感じられる4日間が提供される。
「アートウィーク東京 2024」 開催概要
会期 | 2024年11月7日(木)から11月10日(日)まで |
時間 | 10:00~18:00 |
会場 | 都内53の美術館 / ギャラリー / 特設会場 |
URL | https://www.artweektokyo.com/ |