起業家・高橋隆史氏による現代アートのプライベートコレクション初公開
T2 Collection「Collecting? Connecting?」展がWHAT MUSEUMで、2024年10月4日(金)から2025年3月16日(日)まで開催される。本展は株式会社ブレインパッドの共同創業者であり、ビッグデータ・AI 領域で活躍する高橋隆史氏が約6年前から収集してきたコレクション(T2)より約35点を紹介するもので、コレクターとして歩みはじめて最初に購入したベルナール・フリズの作品をはじめ、宮島達男、名和晃平、和田礼治郎など、近年惹かれているコンセプチュアルな作品を中心に構成される。
出展予定作家
ダレン・アーモンド、今坂庸二朗、江上越、金氏徹平、鬼頭健吾、顧剣亨、古賀勇人、小林正人、ライアン・サリバン、白川昌生、鈴木知佳、滝沢広、アレックス・ダ・コルテ、長田綾美、名和晃平、西村大樹、丹羽良徳、ソピアップ・ピッチ、廣瀬智央、広瀬菜々&永谷一馬、ジョシュ・ブランド、ベルナール・フリズ、カンディダ・へーファー、ニール・ホッド、堀内正和、バリー・マッギー、松田将英、松山智一、宮島達男、やんツー、和田礼治郎 など
作品と出会う。
一目で引き込まれることもあれば、「?」から始まり、話を聞いて「なるほど」と腹落ちする事もある。
いずれも最後に共通するのは「よくつくったなぁ」という感嘆の念であり、作家の感性に、知識量に、発想力に、技量に、行動力に、なによりその情熱に対する純粋な敬意である。
そんな作品を1点、1点、と求めていったところ、「コレクター」と呼ばれるようになってしまったが、ついぞ「コレクション」をなそうと思ったことはない。1点のアート、1人のアーティストとの出会いが次の出会いへと繋がり、その連鎖を楽しみながら身を任せていたら本展の開催に至ってしまった。
そんな経緯の作品群なので、そこから選び並べるキュレーションにあたっては、寺田倉庫の皆様に大変なご苦労をかけてしまった。心よりの感謝を申し上げたい。さりとて、そもそも何の繋がりもない点の集まりである。どうかあまり構えずに作品1点1点と気軽に向き合っていただければと思う。
そうして、もし、あなたにとって出会いと感じられる体験が1つでもあったのであれば嬉しい。
それは、新たな繋がりを意味するのだから。高橋隆史
高橋隆史
株式会社ブレインパッド共同創業者/取締役会長、一般社団法人データサイエンティスト協会代表理事
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程の修了後、外資系コンピューター会社を経て、2000年より起業家に。ビッグデータ及びAI活用を推進するブレインパッドは2社目の起業にあたる。以来、日本におけるデータ活用の促進のために、様々な活動を展開。現代アートの購入は、友人の誘いで2018年から開始し、多くの喜びを得る。現在はその楽しさを広げ若いコレクターを増やすために、起業家の集まりであるEOにおいて現代アート同好会を発起して幹事を務める。その他、アート業界のジェンダー不平等を解消に取り組む米国 National Museum of Women in the Arts (NMWA) の日本支部の委員など、現代アート業界における様々な課題解消のための活動にも積極的に参加している。
T2 Collection「Collecting? Connecting?」展 開催概要
会期 | 2024年10月4日(金)~2025年3月16日(日) |
時間 | 11:00~18:00(最終入館 17:00) |
会場 | WHAT MUSEUM 1階 SPACE1 / 2階 |
休館日 | 月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始 |
料金 | 一般1,500 円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料 |
URL | https://tinyurl.com/3r9wf74n |