アジア現代写真の巨匠が捉えた東京とインドの世界が融合する特別展
T-HOUSE New Balanceで、香港出身のフォトグラファー、ウィン・シャによるアートインスタレーション「“TOKYO” photo by Wing Shya」が2024年9月27日(金)から2025年1月14日(火)まで開催される。本展はT-HOUSE New Balanceに併設されるTOKYO DESIGN STUDIO New Balance(TDS)とのコラボレーションをきっかけに生まれたもので、TDSが今秋リリースした「Uni-ssentials by TDS」コレクションにウィン・シャの写真をフィーチャーしたことから、その制作過程での協業が本インスタレーションへと発展した。
叙情豊かに捉えられた東京とインドの融合
T-HOUSE New Balance周辺の新旧の歴史が交錯する街並みを舞台に、ウィン・シャが切り取った叙情豊かな東京の新作写真に加え、彼がインドで撮影した既存の作品も融合し、展示会場を構成している。インドの山々の色彩と、今回の新作で表現された東京の風景が驚くほど調和することに気づいたウィンが、自身のディレクションで実現させたもので、写真の焦点を意図的にずらし、視界が揺れるような効果を生むことで、ランニング中の動きを追体験させる感覚を再現し、アートとアスレチックをエモーショナルに結びつけている。
Wing Shya | ウィン・シャ プロフィール
1964年香港生まれ。カナダのエミリー・カー美術大学で美術を学んだ後、香港に戻り、デザインスタジオ「Shya-la-la Workshop」を設立。1997年にウォン・カーウァイ監督の映画『ブエノスアイレス』で専属フォトグラファー兼グラフィックデザイナーとして指名され、その後『花様年華』『愛の神、エロス』『2046』とコラボレーションを続ける。ミュージックビデオや映画の監督としても活躍し、2010年の『ホット・サマー・デイズ』で監督デビューを果たす。作品は、i-D(イギリス)やNumèro(フランス)など、世界各国のファッション誌で取り上げられており、ニューヨーク、イタリア、香港などで個展を開催するなど、国際的な評価を得ている。
T-HOUSE New Balance
日本古来の「茶室」が持つ静謐さと調和からインスパイアされ、築122年の歴史を持つ蔵を現代的な建築様式と融合させた特別な空間。新しいコンセプトやプロダクトを発信する場であり、New Balance Lifestyleのコンセプトスタジオとしても機能している。常にインディペンデントなアイデアとビジョンを提供するギャラリー兼体験型ストアとして、訪れるゲストにユニークな体験を提供している。
「TOKYO」photo by Wing Shya 開催概要
会期 | 2024年9月27日(金)から2025年1月14日(火)まで |
会場 | T-HOUSE New Balance |
URL | https://tinyurl.com/58adcybk |