長期滞在型向け、Made in Japanの新しいホテルブランド「SECTION L」

長期滞在型ホテルオペレーターのセクションLが運営するブティック・アパートメントホテルブランド「SECTION L」が、2023年6月1日、築地と蔵前、湯島に3棟同時に開業した。ルームアートには、東京の地にゆかりのある国内外で活躍するグラフィックデザイナーを起用。多様化する東京滞在客のニーズに対応し、寝泊りする空間以上のホスピタリティや多国籍のソーシャライジングなどを提供し、新しい価値を創造していくホテルとなる。

SECTION L Yushima フロントロビー

SECTION L ブランドの特徴

SECTION Lブランドは「ボーダーレスなコミュニティ」を理念とし、「海外からのゲストが日本の生活に溶け込める滞在」の提供を目指している。そのうえで設けたコンセプトは、以下の3つ。

独自のJapandiデザイン：和（Japan）と北欧（Scandinavia）の融合

家具には北欧の高級家具メーカー、ArtekやHAY等を取り入れ、ルームアートには東京の地にゆかりのある国内外で活躍するグラフィックデザイナーを各物件に起用。西洋・東洋のエッセンスが折り混ざる、斬新な空間を提供する。

SECTION L Tsukiji

長期滞在のできるホテル

平均滞在日数5泊以上の顧客をターゲットとし、長期滞在に快適な空間設計を行う。全室に「調理器具完備のキッチン、洗濯乾燥機、リビング・ダイニングエリア機能」を備え、ホテルスタンダードのサービスを提供する。

SECTION L Yushima

旅行者と地域コミュニティの交流をサポート

宿泊者はSECTION LのアプリInterSectionへ登録すると、SECTION Lに泊まっている他の宿泊者と繋がる事ができる（プロフィール公開は任意）。SECTION Lのロビーでは、毎週宿泊者限定のフリーカクテル・アワーを開催し、多国籍な旅行客のソーシャライジングをサポートしている。

SECTION L Tsukiji

ホテル周辺の飲食店、文化施設、銭湯などにもSECTION Lのスタッフが足を運び、ボランティアの写真撮影などを通し、ローカルコミュニティとの関係構築を行っている。海外旅行客にとって入りづらい店などにも足を踏み入れられるよう、安心して現地の文化を体験できる工夫にこだわり、寝泊まりする空間以上のホスピタリティを提供している。

SECTION Lによる地域のオリジナルガイド

City Gems Tsukiji Edition

開業ホテルの紹介

SECTION L Tsukiji

SECTION L Tsukijiは、築地場外市場に最も近いホテルの一つとして、波をテーマにした配色と形をデザインに取り込んだ。アートは日本のグラフィックデザイナーShinpei Onishiが、海と築地を連想させるオリジナル作品を制作した。東京都内には非常に珍しいプライベートサウナ付きのスイートルームも特徴の一つ。客室ミックスは30平米から55平米の部屋があり、最大収容人数は3人から6人となっている。

SECTION L Tsukiji　スイートルーム内の「和室」

SECTION L Tsukiji　スイートルーム内のサウナルーム

SECTION L Kuramae

SECTION L Kuramaeは、モダンな感性と下町情緒が混ざる「東京のブルックリン」と呼ばれる街のクールなアイデンティティーとシャープな「モノづくり」をデザインテーマに取り入れた。アートはパリ在住のグラフィックデザイナーMiwa Gotoが、多様な街の風景をジーンズキャンバスで表現する、オリジナル作品を制作した。客室ミックスは31平米から38平米の部屋があり、最大収容人数は4人から5人となっている。

SECTION L Kuramae スタンダードルーム

SECTION L Kuramae スタンダードルームとMiwa Gotoの作品（左）

SECTION L Yushima

SECTION L Yushimaは、学問の縁がある閑静なエリアと、上野や秋葉原など観光客のエネルギー溢れるエリアの境目に立地であるため、中間色や抽象的な造形をデザインテーマに取り入れた。

SECTION L Yushimaの スタンダードルーム

SECTION L Yushimaの スタンダードルームとAilsa Johnsonの作品（左）

アートはロンドン在住のグラフィックデザイナーAilsa Johnsonが、多様な街のエッセンスを生花として表現した、オリジナル作品を制作した。客室ミックスはは24平米から55平米の部屋があり、最大収容人数は3人から7人となっている。