白昼夢のようでいて一見何の変哲もない日常を切り取る

群馬 shop & gallery 象（かたち）で柏瀬伊吹・菊池雄介写真展「Obscure」が2024年9月1日（日）から9月16日（日）まで開催される。写真用語でCamera Obscureは暗室を意味する。曖昧でぼんやりとしたイメージは、観る者の想像を掻き立て、内なる記憶への旅を促す。表現は異なるが互いに「曖昧な」ものを作品のベースにする二人の写真家が、不確かで捉えようのない世界を創り出す。

柏瀬伊吹

菊池雄介

柏瀬伊吹

1997年群馬県桐生市出身。写真作家、映像監督。2015年からMV、写真撮影を中心に活動し、2021年より作家活動を開始。2024年自身の育った群馬県桐生市の織物文化を元に写真を切り、織り直すことで写真を再構成する作品群「#」(イゲタ)を発表。

菊池雄介

1986年群馬県出身。2013年より記憶の曖昧さと美しさをテーマに作家活動をはじめる。作品では風景写真を主にしながら、ライブフォトやMVなども撮影・編集。自身の展示用BGMを中心に、楽曲制作も並行して行う。2017年より群馬県桐生市を中心に活動中。不確かで掴みようのないものが持つ美しさを、写真という表現方法を通して伝えている。