アーティスト金丸悠児が誘う、動物と樹木と街が織りなす異空間
パークホテル東京が、ホテル客室の壁に直接絵を描いた「アーティストルーム」の最新作で第40室目となる「アーティストルーム樹街鳥獣図」を2024年4月17日(水)より販売開始する。手がけたのはアーティスト・金丸悠児で、部屋の制作テーマは「樹街鳥獣図」。
「アーティストルーム」とはアーティストによって直接壁や天井に描かれた絵で装飾された、世界に一つだけのアート作品としての価値を持つ客室を指す。現在日本の美意識に沿ったテーマでそれぞれ異なる作家の手によって制作された客室が41室あり、現在制作中の部屋も2室ある。今回のアーティストルームは2021年3月18日から2024年3月1日まで約3年間かけて制作された。
金丸悠児(Yuji Kanamaru)プロフィール
1978年神奈川県生まれ。2003年東京藝術大学大学院デザイン専攻修了。在学中から大藪雅孝と中島千波の薫陶を受ける。社会におけるアーティストの役割を常に意識し、2002年アーティスト集団C-DEPOTを設立。2015年「金丸悠児作品集-時を運ぶ者たち-」マリアパブリケーションズより刊行。独自のマチエールを用いた技法により、想いを投影する器として動物を描いている。
パークホテル東京
1948年創業の芝パークホテルの姉妹ホテル。汐留メディアタワーの25階から34階にあり、東京タワーや富士山を見渡せる絶景が魅力。客室は268室で、うち41室はアーティストが壁に絵を描いた「アーティストルーム」。この「アーティストルーム」は、日本の美意識が体感できる時空間をコンセプトにしたプロジェクトで、ジャパン・ツーリズム・アワードで領域優秀賞を受賞した。ロビーや回廊には400点以上のアートが展示されており、呈茶や絵画体験などのアートイベントも開催している。