横浜で新たなアートプログラムが始動
文化芸術創造都市として多彩なアート活動を展開してきた横浜で、新たなアートプログラムが開催中。現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」とあわせて、横浜ならではのアートを体験ができるプログラムが目白押しだ。
BankART LifeⅥ-「都市への挿入」川俣正
国内外で斬新なアートプロジェクトを展開し、高い評価を得てきた川俣正が、変貌する横浜から想起した新作インスタレーション「都市への挿入」を、BankART Temporary及びみなとみらい線馬車道駅コンコースで展開。BankART Stationでは、川俣正がこれまで国内外の都市で展開してきたプロジェクトのドローイングとレリーフ、写真群を200mに及ぶ大壁面に展示する。
川俣正 プロフィール
1953年北海道生まれ、フランス在住。主な展覧会・プロジェクトに2010年~13年「川俣正・東京インプログレス」(東京)、1997年「椅子の回廊」(Festival d’automna Paris、サルペトリエール病院サン・ルイ教会、フランス)、1996~99年「ワーキング・プログレス」(アルクマー、オランダ)、1987年「Destroyed Church」(ドクメンタ、カッセル、ドイツ)などがある。横浜トリエンナーレ2005総合ディレクター。著書に『アートレス マイノリティとしての現代美術』(2001年、フィルムアート社)がある。横浜での活動は、2005年ヨコハマトリエンナーレで総合ディレクターを務める。2012年、BankART Studio NYK全館を使用しての大規模な個展「Expand BankART」を開催。2013年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
BankART LifeⅥ‐「都市への挿入」川俣正 開催概要
会期 | 2020年9月11日(金)~10月11日(日) |
休場日 | 木曜日(10月8日を除く) |
時間 | 11:00~19:00 |
会場 | BankART Temporary(馬車道駅b1出口直結) / BankART Station(新高島駅地下1階) / 馬車道駅コンコース |
料金 | 一般1,000円、大学生・専門学校生、横浜市民/在住600円 |
問合せ先 | NPO法人BankART1929 TEL:045-663-2812 |
特設WEBサイト | http://bankart1929.com/life6kawamata/ |
黄金町バザール2020 - アーティストとコミュニティ
「アートによるまちづくり」を進める黄金町を舞台に、まちに滞在して作品を制作している42組の黄金町AIRアーティストが個性豊かな作品を展示。11月からは第2部として、国内外のゲストアーティスト9組の作品展示を行う。京急線高架下のスタジオや大岡川など、黄金町の特徴的な場所をいかしたアートに出会える。
黄金町バザール2020 開催概要
会期 | 第1部:2020年9月11日(金)~10月11日(日), 第2部:2020年11月6日(金)~11月29日(日) |
休場日 | 木曜日(10月8日を除く) |
時間 | 11:00~19:00 |
会場 | 京急線日ノ出町駅・黄金町駅間高架下スタジオ、周辺のスタジオ、地域商店、屋外空地ほか |
料金 | 一般1,000円、高校生以下無料 ※第1部、第2部とも鑑賞可能 |
問合せ先 | NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター TEL:045-261-5467 |
特設WEBサイト | http://koganecho.net/koganecho-bazaar-2020/ |
Creative Railway - みなとみらい線でつながる駅アート
横浜市と横浜高速鉄道が、現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」の連携プログラムとして、横浜都心臨海部を走り、駅舎自体のデザイン性が高いみなとみらい線の各駅やその周辺において、現代アートの展示・パフォーマンスを行うアートプログラム。馬車道駅に展開する川俣正のインスタレーションのほか、各所に動物をテーマにした作品を設置したプログラム「えきなか動物園」を実施。また、元町・中華街駅6番口に直結するアメリカ山公園では、約5,000個のろうそくで、中華街、洋館をモチーフにした地上絵を描く「光の公園」を実施するなど、各駅やその周辺で多彩なアートプログラムを展開。
Creative Railway概要
期間 | 2020年9月26日(土)~10月11日(日) |
会場 | みなとみらい線(新高島駅~元町・中華街駅)の駅構内等 |
公式WEB | http://www.creativerailway.yokohama/ |
公式SNS | Facebook, Twitter, Instagram(@creativerailway) |