バリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場「THEATRE for ALL」第2弾
制作会社precogが文化庁とともに主催する、バリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場「THEATRE for ALL」の第2弾となる配信作品とラーニングプログラムが発表された。
「THEATRE for ALL」は、日本で初めて演劇・ダンス・映画・メディア芸術を対象に、日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、多言語対応などを施した動画配信プラットフォーム。
独自メソッドによるTHEATRE for ALLラーニングでは、作品を感じる視点を育てる解説動画とアーティストの表現や対話型鑑賞などの手法を生かした参加型ワークショップの大きく2種類のプログラムを、多言語字幕や手話などのアクセシビリティ対応付きで提供。
配信第2弾の11作品
True Colors FASHION ドキュメンタリー映像「対話する衣服」-6組の"当事者"との葛藤
気鋭の若手ファッションデザイナーを世界に輩出し続ける私塾「ここのがっこう」。本作では、卒業生と在校生から選抜された6人のデザイナーが、6人の異なるモデルに向き合って作品制作に挑んだ。
中村真夕「ナオト、いまもひとりっきり」
2015年に公開された話題作「ナオトひとりっきり」から5年。福島の全町避難になった町に一人で動物たちと残り続けた男・ナオトのその後は?日本だけでなく、海外でもロングラン上映された話題作の待望の続編。
和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」
アーティスト和田永が中心となり、役割を終えた電化製品を新たな楽器へと蘇生させ、オーケストラを形づくるプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」が生んだ前代未聞の奇祭(2017年11月開催)が映像化。
KYOTO EXPERIMENT 2021 SPRING 開催に向けてのドキュメンタリー(仮)
今年で11年目を迎える「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」の開催までを追うドキュメンタリー。
太田信吾「サンライズ・ヴァイブレーション」
「肛門日光浴」を実践するミュージシャンの男性がその一風変わったアクションでうつ病や引きこもりの人々を勇気付けてゆく物語を描いた映画。
東陽一 「絵の中のぼくの村」
誰にもある心の風景を舞台に描く不滅のファンタジー映画。原作は、絵本作家である田島 征三の自伝的エッセイ「絵の中のぼくの村」。
毛利悠子「I/O」
流れるロール紙が取り込んだ空間の情報が、電気信号に変換され、配置されたオブジェを動かす。展示環境をスキャンする毛利の代表作を映像化。
たんぽぽの家アートセンターHANA「僕がうまれた日」
「たんぽぽの家アートセンターHANA」が毎週行っている演劇プログラム「HANAPLAY」の中で創作された作品。
「朗読劇 #ある朝殺人犯になっていた」
藤井清美がネット化した現代の闇をユーモラスにミステリー仕立てに描いた小説を戯曲化。
金原亭世之介&RAGG 落語ミュージカル「お菊の皿」
落語とサンバ系ロック音楽のジョイントステージの「落語ミュージカル」。本作は、古典落語「お菊の皿」を金原亭世之介風にアレンジ。
劇団わらび座ミュージカル「ジパング青春記-慶長遣欧使節団出帆-」
慶長の大津波から2年後、伊達藩から出帆した遣欧使節団の情熱と、東日本大震災からの復興の思いを重ね合わせ、人々が悲しみの中から希望を取り戻して生きていく姿を描くミュージカル。