パリ発 現代アートの祭典「NUIT BLANCHE KYOTO 2022」が京都市内で開催
パリ市発祥のニュイ・ブランシュ(白夜祭)に着想を得た現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO 2022」が、2022年10月1日(土)に京都市内33会場にて開催される。「遊び場(Aires de jeux)」をテーマに、日仏アーティストによるビジュアルアートやパフォーマンス、展覧会など、バラエティ豊かなプログラムで夜の京都を彩る。
「ニュイ・ブランシュ」は2002年にパリで始まり、毎年10月の第一土曜日の夜に繰り広げられる、年に一度の現代アートの祭典。京都市と、フランス政府公式文化機関のアンスティチュ・フランセ関西が主催するこのフェスティバルは、現代アート作品を美術館や専門のギャラリーだけにとどめることなく、様々な場所で、原則無料で一般の方々に楽しんでもらうことを目的としている。今年第12回目を迎える「ニュイ・ブランシュKYOTO」は、日本文化の心髄とも言える古都京都で開催され、1958年に友情盟約を締結した姉妹都市である京都とパリの絆を、最も顕著に表すイベントでもある。
「ニュイ・ブランシュKYOTO 2022」の特色
- 参加アーティスト:100名以上
- 展覧会、パフォーマンス等、企画の数:約40件
- フランスの4つの文化機関とのコラボレーション:今年はフランス国立グラフィック・センター(ル・シーニュ)、モビリエ・ナショナル―フランス国有動産管理局、パリ市 デザイン・モード・工芸ビューロー、Electroni(k)の4つの文化機関とコラボレーションを行う。
- ヴィラ九条山開館30周年:フランス政府のアーティスト・イン・レジデンスとして京都市山科区に開館したヴィラ九条山が今年、30周年を迎える。ニュイ・ブランシュにも多くのレジデントが登場。
注目イベントの紹介
インスタレーション「コクーン・シェルター!」
日時:10/1-10/10(10:00-18:00)※10/3休
会場:京都市京セラ美術館 多目的室
詳細:https://nuitblanche.jp/events/abri-cocons
ヴィラ九条山に滞在中の工芸家兼デザイナー、セリーヌ・ライトが、光に包まれた繭のような有機的なフォルムを、和紙と竹を使って創作。大きな繭に映像が投影される、光と音のインスタレーション。
川俣正「夢浮橋 ワーク・イン・プログレス 2022」
日時:9/28-10/2 終日
会場:京都市京セラ美術館(美術館前広場)
世界的に活躍する川俣 正のプロジェクト。昨年のニュイ・ブランシュKYOTOでは、松栄堂 薫習館に原寸大の橋脚の一部を作成。今年はさらにスケールを拡大し、木造の橋の一部を出現させる。
エリー・オールドマン「La Grande Histoire du Dessin Sans Fin / 終わりなき絵の壮大な物語」
日時:10/1-10/29(10:00-18:00 日月休)※10/1は22:00まで
会場:アンスティチュ・フランセ関西―京都
大島祐子(パーカッション)×稀音屋千鶴(長唄三味線) コンサート『 YÛGÔ(遊合)』
日時:10/1(土)18:00-18:40
会場:京都芸術センター フリースペース
詳細:https://nuitblanche.jp/events/yugo
「四角、丸、線の組み合わせ‒ Helmo」
日時:10/1-10/31(6 :00-23 :00)
会場:四条通東洞院地下道
「ニュイ・ブランシュKYOTO 2022」開催概要
開催日 | 2022年 10月1日(土)※一部のプログラムは前後数週間実施 |
時間 | 会場により異なる |
入場 | 無料 ※一部、事前予約が必要な会場あり |
会場 | 京都市内33会場 |
公式サイト | https://nuitblanche.jp/ |