草間ワールドに没入する旅

ルイ・ヴィトンが、世界的に著名な前衛芸術家 草間彌生との類を見ないコラボレーションの数々をまとめた集大成となる書籍『Creating Infinity: Yayoi Kusama × Louis Vuitton』を発表した。2023年9月29日(金)より、ルイ・ヴィトンストアおよびルイ・ヴィトン公式サイトにて発売予定。ページをめくれば、先駆的なアーティスト 草間彌生のアートワークや、彼女がルイ・ヴィトンと共にデザインした画期的なファッションのコレクションを巡る旅に誘われる。

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フェルディナンド・ヴェルデリとイザベル・ヴェネロの監修による本書には、草間彌生自身による序文や、ファッションやアートの分野で活躍する著名な専門家たちによる寄稿が含まれている。特に、作家のジョー・アン・ファーニスはこのコラボレーションを深く掘り下げ、マーク・ジェイコブスは草間とのパートナーシップの発端について振り返っている。また、草間彌生の作品をフィーチャーした展覧会を企画してきたキュレーターの吉竹美香とフィリップ・ララット・スミスが貴重な専門知識を披露し、同じく著名なキュレーターでロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのアーティスティック・ディレクターを務めるハンス・ウルリッヒ・オブリストが、長年にわたり草間彌生に関わってきたエキスパートである建畠晢と魅惑的な対話を繰り広げる。

草間彌生の魅力に敬意を表し、本書にはアルカ、キャサリン・ブラッドフォード、アンネ・イムホフ、ライアン・マクナマラ、ラウール・デ・ニエベス、ライアン・トレカルティン、ノラ・トゥラト、ジャコルビー・サッターホワイトなど、現代において最も著名なコンテンポラリーアーティストやミュージシャンたちによる考察も収録。これらの著名人たちは、草間彌生の多大な影響力や彼女の作品のシグネチャー・モチーフである水玉模様やミラーボールを通して、幻想的な世界を創造する並外れた才能、そしてこうした遊び心溢れるモチーフと共に芸術と宇宙に対する自らの思慮深い哲学を映し出す彼女の表現方法について、各々の考えを語っている。

執筆者

ジョー・アン・ファーニスは著名な編集者であり、クリエイティブ・ディレクター兼ライター。2004年から2011年まで『Arena Homme+』の編集長を務め、『I-D』、『The Face』、『AnOther Magazine』、『The New York Times』など、多数の一流出版物に定期的に寄稿している。吉竹美香は、UCLAで美術史の修士号と博士号を取得した、日本戦後美術を専門とするインディペンデント・キュレーター。

『Creating Infinity: Yayoi Kusama × Louis Vuitton』概要

発行日2023年9月29日(金)予定
フォーマットハードカバー
カテゴリーアート - インディビジュアルアーティスト - モノグラフ
発行元Rizzoli
仕様22.9 x 30.5 cm
ページ数240
言語英語版
価格44,000円(税込)
ISBN978-0-8478-7383-8