若手クリエイター6名が独自のアート表現を発表するグループ展を開催
クマ財団のクリエイター奨学生によるグループ展シリーズ「KUMA experiment 2024-25」の第1弾「Polyphony」が六本木のクマ財団ギャラリーで 2024年11月2日(土)から11月10日(日)まで開催される。本展では奨学金8期生である6名の若手クリエイター、石井佑宇馬、石島基輝、金井花織、衣笠恭平、城間雄一、村田夕奈が参加し、各々の創作活動の成果を披露。個々の視点や技法を通じて、複数の旋律が独立しながらも調和を生み出す「ポリフォニー(多声音楽)」のように、多様なアプローチが交差し、共鳴し合う空間を創り上げる。
展覧会テーマ「Polyphony」
「Polyphony」とは複数の旋律が独立性を保ちながら対等な立場で絡み合う音楽の構造を指す。この展覧会ではクリエイターそれぞれが異なるリズムと視点で日常を捉え、それらの作品が一堂に会することによって新たな対話を生み出すことを目指す。異なる領域で創作活動を行う若手アーティストたちの作品が会場内で繋がったり、離れたりしながら共鳴し合い、一つの「楽曲」としての空間体験を提供する。
作品紹介
石井佑宇馬(Yuma Ishii)プロフィール
手描き友禅の技法を用いた染色作品を制作し、「染め」という行為を通して自らの内面と向き合う。
石島基輝(Motoki Ishijima)プロフィール
金属を用いて動く立体作品を制作。古典的な時計の機構を取り入れ、加速する現代社会に対する対話を試みる。
金井花織(Kaori Kanai)プロフィール
光をテーマに油彩作品を制作し、ステンドグラスや液晶画面の光が人々に与える影響を探る。
衣笠恭平(Kyohei Kinugasa)プロフィール
建築を通じて、自然と人間の豊かな共生関係を模索し、未来の都市やコミュニティの可能性を追求する。
城間雄一(Yuichi Shiroma)プロフィール
油彩を中心とした絵画作品を制作し、自己や他者にとっての「面白さ」を探求する表現を展開。
村田夕奈(Yuna Murata)プロフィール
高校生から映画監督として活動し、物語を通じて優しさや祈りの形を表現。短編映画「自画自讃」などを発表している。
クマ財団ギャラリー
若手クリエイターの育成と支援を目的に、2022年に東京・六本木にオープンした展示空間。クマ財団が提供する「クリエイター奨学金」に採択されたU25(25歳以下)の学生クリエイターを対象に、成果発表の機会を提供する「KUMA experiment」シリーズと、卒業生である活動支援生の作品を紹介する「KUMA selection」シリーズを年間を通じて開催している。若い才能が集い、表現し、社会と繋がる場を提供することで、創造性が共鳴し合う未来の実現を目指す。
クマ財団
コロプラ創業者の馬場功淳が2016年に設立した若手クリエイターの支援団体。25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金制度」の提供を中心に、勉強会や合宿、展覧会を通じて次世代の才能の育成を支援している。
KUMA experiment 2024-25 vol.1「Polyphony」開催情報
会期 | 2024年11月2日(土)から11月10日(日)まで時間 12:00 - 19:00(火曜日休廊) |
会場 | クマ財団ギャラリー |
入場 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/mr2xvfey |