角川武蔵野ミュージアム「浮世絵劇場from Paris」にて、仏 ダニーローズ・スタジオによる第映像空間へ没入
角川武蔵野ミュージアムでは、オープン1周年記念展として、巨大映像空間へ没入する360度体験型コンテンツ「浮世絵劇場 from Paris」を2021年10月30日(土)より開催する。本展では、12幕の異なる映像シーンが1,100㎡を超える大空間に映し出されるほか、本展で使用された大量の浮世絵を紹介するコーナー、さらに新たな感性で浮世絵を作り続ける日本の現代浮世絵師たちの作品も紹介し、進化を続けている浮世絵の今を堪能することができる。
江戸時代、「今を写す絵」だった「浮世絵」は、人々の身近な存在だった。今で言えば、テレビやインターネット、インスタグラムのような身近なメディアだったのだ。その浮世絵にテクノロジーとストーリーを掛け合わせ、全く新しい巨大映像空間が、フランスのダニーローズ・スタジオによって創造された。本スタジオが手掛け、フランス国内で計200万人が体験したDreamed Japan“Images of the Floating World” が、大幅にパワーアップして、このたび日本で凱旋上映される。
また、グランドギャラリー内後室では、ダニーローズ・スタジオが使用した多数の「浮世絵」を紹介するとともに、日本の現代浮世絵師たちの作品なども紹介する。19世紀、ヨーロッパに渡った「浮世絵」は、印象派の芸術家達に大きな影響を与え、その影響は現在も続いている。フランスで、日本で、さらなる進化を続けている浮世絵の今を堪能できる「後室展示」。
ダニーローズ・スタジオについて
ダニーローズ・スタジオは、パリをベースに活動する、デジタル・アーティスト、プログラマー、音楽家といった多領域にわたるアーティスト集団。建築、デジタル・アート、サウンドスケープ・デザインといった異なる領域の相互作用を探求しながら芸術的アプローチを試みている。知覚を重視し、先進的なビデオ・プロジェクション技術と音の空間化を通し、目には見えるが非現実的な空間を創造し、鑑賞者を感覚体験に引き込むような没入型アート体験や、インタラクティブかつ生成的なインスタレーション、サイト・スペシフィックな都市型アートなどを設計開発している。
「浮世絵劇場 from Paris」開催概要
会期 | 2021年10月30日(土)~2022年4月10日(日) |
開館時間 | 日〜木曜 10:00-18:00/最終入館17:30、 金・土曜 10:00-20:00/最終入館19:30 |
休館日 | 第1・3・5火曜日 |
会場 | 角川武蔵野ミュージアム 1階グランドギャラリー |
チケット | オンライン販売または当日券販売 |
ウェブサイト | https://kadcul.com/event/50 |