絵画作品と写真作品のグループ展

104 GALERIEでロバート・ボシシオ、平松⿇、ドナータ・ヴェンダースのグループ展が2024年6⽉14⽇(⾦)から7⽉12⽇(⾦)まで開催される。本展ではロバート・ボシシオの未発表作品、ドナータ・ヴェンダースの写真作品に加え、平松⿇の新作ペインティングが展示される。

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平松 麻
ブルー
2024
oil on canvas
18 x 18cm

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ロバート・ボシシオ
Untitled, 2024
mixed media on canvas
151 x 124cm
©Robert Bosisio

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ドナータ・ヴェンダース
Sculptor in space
Florence, Italy, 2015
Gelatin silver print
Edition:2/7 + 2 AP
53 x 81 cm
©Donata Wenders

ロバート・ボシシオ

1963年、イタリア北部トローデナ⽣まれ。ウィーン美術アカデミー(The Academy of Fine Arts Vienna)を卒業後、ベルリン、ニューヨーク、ロンドンで活動。現在は故郷トローデナを拠点に制作を続ける。これまでに、アートセンターHugo Voeten(ベルギー/2014年)、国⽴美術館MUZEUL DE ARTA(ルーマニア/2010年)の他、オーストリア・ドイツ・スイス・アメリカなどで個展を開催。2011年にはベネチアのLa Fenice賞を受賞し、同年ベネチア・ビエンナーレのイタリアンパビリオンで作品を展⽰。また2020年、BP Portrait Award 2020のファイナリストに選ばれるなど、世界的に活躍している。また近年では初めて中国の深圳で個展を開催し、⾼い評価を得た。

平松⿇(ひらまつ・あさ)

1982年東京都⽣まれ。2012年より本格的に発表を始め、展覧会を軸に活動。⾃⾝の体内に実在する景⾊を絵画にし、「雲」をメインモチーフにした⼼象⾵景を描く。新聞・雑誌・書籍の挿画も⼿がける。主な作品に、柴⽥元幸訳『ガリバー旅⾏記』(朝⽇新聞⼣刊2020~2021)、村上春樹アンデルセン⽂学賞受賞講演テキスト(『MONKEY vol.11』スイッチ・パブリッシング 2017)、マリオ・バルガス=リョサ著・野⾕⽂昭訳『ケルト⼈の夢』(岩波書店 2021)、レイナルド・アレナス著・安藤哲⾏訳『真っ⽩いスカンクたちの館』(インスクリプト 2023)、川瀬慈『⾒晴らしのよい時間』(⾚々舎 2024)など多数。『Saul Leiter The Centennial Retrospective』 (Thames & Hudson 2023)に寄稿するなど、執筆も⼿掛ける。串⽥和美主催「フライングシアター⾃由劇場」の新公演『あの夏⾄の晩⽣き残りのホモサピエンスは終わらない夢を⾒た』(東京公演 6/6〜6/12 2024)では、演劇×絵の新しい試みとして、描き下ろし油彩画を会場で展⽰中。

ドナータ・ヴェンダース

1965年ドイツ、ベルリン⽣まれ。 ベルリンとシュトゥットガルトで映画と演劇を学んだ後、1995年から写真家として活動を始めた。これまで作家のシリ・ハストヴェットやペーター・ハントケ、振付家のピナ・バウシュ、芸術家のイケムラレイコ、ファッションデザイナーのヨウジヤマモトなど多くの著名⼈に同⾏し、数々のドキュメンタリー作品を発表。 また、⻑年にわたり夫のヴィム・ヴェンダースのスチール・フォトグラファーとして映画に携わり、映画の記録とともに、被写体との交流の中で捉えた数々の瞬間を⾃⾝の写真作品に表現している。 主な関連作品にPina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2012年)、アメリカ、家族のいる⾵景(2005)、ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ(2000)など。ドイツ、フランス、オーストリアをはじめとするヨーロッパや、アメリカ、⽇本、韓国の美術館やギャラリーで展⽰している。昨年12⽉にはヴィム・ヴェンダース監督作品『PERFECT DAYS』に関連した映像作品を展⽰した。

グループ展:ロバート・ボシシオ、平松 ⿇、ドナータ・ヴェンダース 開催概要

会期2024年6月14(金)~7月12日(金)
時間11:00~17:00
会場104GALERIE
URLhttps://104galerie.com/