ジャスミン・ワヒ トークイベント:1月24日(金)、オープニングレセプション:1月25日(土)にそれぞれ実施予定
銀座蔦屋書店では、GINZA SIX 6FにあるアートギャラリーTHE CLUBで世界で活躍するインディペンデントキュレーター、ジャスミン・ワヒをゲストに迎え、2020年1月25日(土)から 3月5日(木)まで女性アーティスト八名によるグループ展を開催する。
THE CLUBはアートギャラリーとしてアーティストや作品だけでなく、それらを取り巻くアートビジネスにおける次世代の“ひと”もまたサポートする。その一環として、毎年、海外の若手キュレーターを招聘し、活動をサポートするプロジェクト「Opus」を行っている。 「Opus」第二回目となる、「all the women. in me. are tired. -すべての、女性は、誰もが、みな、疲れている、そう、思う。―」展を開催。2019年に公開された、アカデミー賞ノミネート監督による映画「アートのお値段」に出演した、アメリカを代表する女性アーティスト、マリリン・ミンター。歌手のアリシア・キーズとアリシア・キーズの夫であるスイス・ビーツもコレクションする、パキスタン出身若手女性アーティスト、ヒバ・シュバッツなど、世代を超えた八名の女性アーティストの作品を展示する。
インド系のルーツを持つジャスミン・ワヒとTHE CLUBマネージングディレクター山下有佳子は共に30代であり、欧米のアート業界でキャリアをスタートさせた。二人は、ともにアジア人のアイデンティティを持ちながら、欧米のアート業界で働く経験を通して、現代社会におけるセクシャリティーと肌の色によるカテゴライズに対して疑問を感じ共鳴し、今回の展覧会開催へと繋がったた。本展を通して、女性としてどう生きるかという現代の戦略と具体例を探求していく。
この世界で。それぞれの時代で。ちぐはぐで、太った、完全ではない身体を受け入れるために。暗さのうちに秘める美しさに気付くために。異性愛規範の強要なく、自立した人生を讃えるために。体毛の柔らかさ、またそれを無くすことも受け入れるために。この世界を自身とプライドを持って歩むために。輝きながら、月明かりの下で踊るために。
ジャスミン・ワヒ
ジャスミン・ワヒ / Jasmine Wahi
キュレーター、アクティビスト、TEDx講演者、さらにはProject for Empty Spaceの設立者と様々な顔を持つジャスミン・ワヒの活動は、分野横断的なフェミニズムの視点を通じて、社会的言説に潜む複雑な二項対立の構造、多角的な文化的アイデンティティといった課題に取り組んでいる。ニューヨーク美術大学でMFA(美術学修士)を取得し、物語性と著者性について学際的な視点からの研究を行った。またProject for Empty Spaceを運営し、インディペンデント・キュレーターとして国際展を手掛ける傍ら、ワヒはSchool of Visual Artsの教授として教育に関わり、South Asian Women's Creative Collective (SAWCC)の役員も務めた。ワヒの作品はWall Street Journal, Vogue, Hyperallergic, ARTNewsなど数多くのメディアに取り上げられている。現在は愛犬のモモとニューヨークのブルックリンを拠点としている。
「all the women. in me. are tired.」イベント情報
展示会名 | all the women. in me. are tired. ―すべての、女性は、誰もが、みな、疲れている、そう、思う。― |
ゲストキュレーター | Jasmine Wahi / ジャスミン・ワヒ |
作家名 | Andrea Chung, Chitra Ganesh, Hiba Schahbaz, Laurie Simmons, Marilyn Minter,Mequitta Ahuja, Natalie Frank, Zoe Buckman |
会期 | 2020年1月25日(土)- 3月5日(木) |
休廊日 | GINZA SIX休館日に準ずる(2020年2月25日、26日) |
時間 | 11:00-19:00 |
場所 | GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内) |
費用 | 無料 |