大きな視点での「循環」を掘り下げる
企画展「New Circulation展」がATELIER MUJIでATELIER MUJI GINZA Gallery1・2で2024年11月29日(金)から2025年1月26日(日)まで開催される。本展ではタイトルにあるとおり、私たちが生まれてから地球に刻んできた数々の文化や伝統、知恵などの文脈を大きな資源と見立て、それらの循環に着目。出版、展覧会、リサーチプロジェクトなど幅広い分野において、歴史的および現代的な建築環境における生活美学の観点から、文脈がもたらす持続可能性を模索している、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイのRashid bin Shabib(ラシッド ビン シャビブ)とAhmed bin Shabib(アーメッド ビン シャビブ)の活動について紹介する展示となっている。
会場では「地に根付く知恵、実りを未来につなぐ文化の循環 なつめやし デーツ」というタイトルで中東で広く栽培されているなつめやし(デーツ)と砂漠のオアシスとのつながりを模型や画像で展示するほか、彼らが主宰する、文化の共融点を観察するメディア『BrownBook』のこれまで発行されたバックナンバー展示や二人のインタビュー動画が投影される。
Rashid bin Shabib(ラシッド ビン シャビブ)
Ahmed bin Shabib(アーメッド ビン シャビブ)
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ出身の双子の都市研究者、オックスフォード大学で都市論を専攻。彼らが主宰する雑誌『Brownbook』は10年以上にわたって中東と北アフリカの都市を調査し、発行部数は100万部を超える。2010年と2018年にアガ・カーン賞建築部門にノミネート。ナショナル・パビリオンUAEのために出版物「Anatomy of Sabkhas」を編集・執筆し、2021年のヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞。現在は建築協会、ニューヨーク大学、ザイード大学、ボワブシェで講義を行っている。
「New Circulation展」開催概要
会期 | 2024年11月29日(金)~2025年1月26日(日) |
時間 | 11:00~21:00 |
会場 | ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2 |
料金 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/mr3hw4k8 |