定番のツルなど絶滅の危機に瀕する動物を知る機会を創出
電通デジタルは電通のDENTSU生態系LAB、パーティーと共同で、AR技術を活用し専用の折り紙で折った絶滅危惧5種の動物をARカメラで読み込むことで絶滅危惧種について学ぶことができる「絶滅危惧オリガミ」を企画・開発し、おりがみの日11月11日に公開した。
「絶滅危惧オリガミ」は、折り紙とAR技術を使った絶滅危惧種について学べるコンテンツ。特設サイトでは絶滅危惧種の折り紙のデザインデータを5種公開しており、それを印刷することで誰もが折り紙を作ることができる。折った折り紙にARカメラをかざすと、AR上に動物たちの生息地が出現し、その中で折り紙の動物たちが動き出す。ARはアプリケーションのダウンロードは不要で、スマートフォンやタブレットから体験することができる。ツルやペンギンなど、折り紙の定番ともいえる動物たちの中には、実は絶滅の危機にさらされている動物も。「絶滅危惧オリガミ」は誰もが一度は触れたことのある折り紙を題材にすることで絶滅危惧という問題を身近に感じてもらい、さらに折るだけでなくAR技術を活用し動物にかざすことで、その動物の深い情報までを知ることができる。絶滅の危機にさらされる動物たちがどんなところにすみ、またどんな問題が起きているのかを知ることで、絶滅危惧種について学ぶきっかけの創出を目指す。
「絶滅危惧オリガミ」概要
公開している動物5種:ツル(タンチョウ) / アムールトラ / ケープペンギン / ニホンライチョウ / レッサーパンダ
DENTSU生態系LAB
絶滅危惧種の保全活動や動物園水族館との共同プロジェクトを実施してきたメンバーの知見と人脈を生かし、生態系保全や環境課題、SDGsを起点としたコミュニケーションを創造するプランニング&クリエイティブユニット。空、海、山、都市、生態系保全に関するあらゆる課題に向き合い、共通の課題意識を持つビジネスパーソンとともに、「人・社会」と「自然・環境」の理想的な関係づくりを目指す。また、コミュニケーション戦略やクリエイティブ制作、商品開発、事業開発など、幅広い領域からのアプローチで課題解決に貢献する。
ソーシャルプロジェクト
電通デジタルは、デジタルテクノロジーとクリエイティブを活用し、様々な社会課題の解決を目指す「ソーシャルプロジェクト」を継続的に行っている。2019年にプラスチックごみによる海洋汚染の深刻さを発信するため、AIを用いて実際のプラスチックごみの画像を世界中の「海」が描かれた名画の画家のタッチに変換し名画に描き、未来の海を絵画で表現するプロジェクト「"名画になった"海 展」や、2020年にはAIを⽤いて指名⼿配被疑者の現在の姿を予測するプロジェクト「TEHAI」、2021年はYahoo!JAPANと共同で"SDGsが達成できた未来・できなかった未来"を体験できるスペシャル動画「2100 JAPAN」などを企画・実施した。
電通デジタル
国内最大級のデジタルマーケティング会社として、データとテクノロジーを駆使した次世代マーケティングの戦略策定・実行、その基盤となるITプラットフォームの設計・構築、クライアントの事業革新を支援するDXコンサルティングなどのサービスを提供。国内外のプラットフォーマー各社との緊密なパートナーシップのもと、高度な専門性と統合力により、クライアントの事業成長に貢献している。
PARTY
未来の体験を社会にインストールするクリエイティブ集団。アーティストのパフォーマンスを独自の世界観で楽しめるメタバースエンジン「VARP」、雑誌『WIRED』日本版のクリエイティブディレクション、成田空港第3ターミナルの空間デザインなど、最新テクノロジーとストーリーテリングを融合した数多くの実績がある。さらにアーティストとして森美術館(未来と芸術展)にて「2025年大阪・関西万博誘致計画案」を展示、アートと個人の関係をテクノロジーで変革する「The Chain Museum」、アート・グリーン・ファニチャーで空間をキュレーションする「KADOWSAN」など新規事業開発も行なっている。