京都・四条河原町の宿泊型ミュージアムBnA Alter Museumにてアートフェア「METAMETA"アルター"市場 vol.04」が開催
東京や大阪、京都を拠点に活動するディレクターたちがお送りする市場をオルタナティブに思考するアートフェア「METAMETA "アルター"市場 vol.04」が、京都・四条河原町の宿泊型ミュージアムBnA Alter Museumの1Fと2Fにて2023年3月3日(金)から4月9日まで開催される。
市場をオルタナティブに思考するアートフェアとして2020年に第1回目を開催した本展覧会は、当初より既存のジャンルに囚われないディレクション及びキュレーションを展開するディレクターたちを擁立したディレクターズフェアとして開催してきた。第4回目となる今回は、前回よりタイトルを「メタモール」から「メタメタ」へと変容し、東京や大阪、京都を拠点に活動するディレクター4名と「連続性」をテーマに、9名の作家の作品にて展覧会を構成する。前回同様ディレクター及びグループ展という形式が持つメタ的な視点への関心を継承しながら、 ディレクターたちが「連続性」をそれぞれの解釈にて参加作家及び作品構成、展示へと反映する。
出展アーティスト
井田大介
インターネット上の画像をもとに作成した3Dデータを用いて、彫刻や映像作品を制作。貧富の格差や過度な生産性の重視などをテーマに扱い、社会システムの歪みやジレンマを視覚化することを試みる。
大江慶之
視点を変えることで、モノの意味や認識が変様する事に着目した立体作品、絵画作品を制作。モチーフ同士の組み合わせや、そこから生まれる相互作用は、シュールレアリスムの手法「デペイズマン」や「Wヴィジョン」を想起させる。
齋藤帆奈
多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、metaPhorestに参加し、バイオアート領域での活動を開始。現在は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物、画像解析等を用いて作品を制作しつつ、研究も行っている。
新平誠洙
空間の歪みや分裂といったノイズ現象に着目し、複数の時間軸や光学原理を用いた写実的な人物描写で、シュール・レアリスティックな絵画世界を構築する。
NISHINARI YOSHIO
美術家の西尾美也が、西成区山王にある創造活動拠点「kioku手芸館たんす」に集まる地域の高齢女性たちとの共同制作により、2018年に立ち上げたファッションブランド。女性たちの予想を裏切るアレンジや発想の飛躍、西尾が考えるイメージとの齟齬など、予期せぬズレをコンセプトの一つに、作業着=日常を生きるための服を提案。
藤田紗衣
1992年京都府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画修了。ドローイングを起点に、シルクスクリーンやインクジェットプリントなどの印刷技術を用いて、描くこと自体を版によって再解釈し、描く行為から時間的・空間的に分けられたイメージを作る。
船川翔司
1987年鹿児島県生まれ。大阪府在住。特定の環境や状況から得た経験に基づく作品を、多様な手法を用いて発表している。美術表現のみならず、音楽やパフォーマンス分野など活動の幅は多岐にわたる。
マメイケダ
1992年島根県生まれ。大阪在住。食べたごはんをよく描いている。書籍の装画などのイラストレーションや展覧会での発表など、主に画業を中心に活動。
山形一生
1989年埼玉県生まれ。2018年に『映像作家100 – NEWAWARDS』の最優秀賞を会得。
参加ディレクター一覧
- 岡田慎平(TEZUKAYAMA GALLERY ディレクター / DELTA ディレクター)
- 川口万喜(アートコーディネーター)
- 佐藤栄祐(TAV GALLERY ディレクター)
- 筒井一隆(BnA Alter Museumアートディレクター)
「METAMETA "アルター"市場 vol.04」開催概要
会場 | BnA Alter Museum 1F/2F |
会期 | 2023年3月3日〜4月9日 ※会期中無休 |
時間 | 11時〜20時 |
入場 | 無料 |
URL | https://bit.ly/40ZCzL5 |