アートギャラリー・美術館展覧会のおすすめ情報

2024年11月開催のアートギャラリー・美術館の展覧会をご紹介します。開催スケジュールのほか、展示作品などの詳細情報をお伝えします。なお、最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどご確認のうえ、ご来館ください。

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Fabbrica dell’Aria® PNAT 2023 ©photo Takumi Ota

金沢21世紀美術館 「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」

金沢21世紀美術館は開館20周年を記念して「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」を11月2日(土)から2025年3月16日(日)まで開催します。本展は金沢21世紀美術館の開館20周年記念として開催されます。当館の年間テーマである「新しいエコロジー」は社会や精神、情報を含む総合的なエコロジー理論であり、本展はこのテーマに基づきアーテイストの鋭敏な感性と観察のもとに制作された作品を展示します。さらに本展では、同じヴィジョンを共有する科学者や哲学者などの研究者とも協働し、専門的な調査結果や理論を視覚化、可感化 することで、感覚を通した学び(Sensory Learning)としてみなさまに伝えます。

  • 会期:2024年11月2日(土)から2025年3月16日(日)まで
  • 会場:金沢21世紀美術館
  • 時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※観覧券販売は閉場の30分前まで
  • 休館:毎週月曜日
  • 料金:一般 1,400円(1,100円)/ 大学生 1,000円(800円)/ 小中高生 500円(400円)/ 65歳以上の方 1,100円
  • 画像:Fabbrica dell’Aria® PNAT 2023 ©photo Takumi Ota
  • URL: https://tinyurl.com/375kazmb

21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 「Ronan Bouroullec: On Creative Session」

adf-ronan-bouroullec-on-creative-session21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では2024年10月25日(金)から11月24日(日)まで、「Ronan Bouroullec: On Creative Session」が開催されます。オム プリッセ イッセイ ミヤケが、野性溢れる創造の世界を探険するものづくりへの姿勢をもとに、デザイナー / アーティスト、ロナン・ブルレックと協業するプロジェクト「クリエイティブ・セッション」。本展は、試作品や製作工程の映像などを通じ、この創作の現場を「ドローイング」と「服づくり」という二つの側面から紹介し、デザインチームとブルレックの交流を明らかにします。

  • 会期:2024年10月25日(金)から11月24日(日)まで
  • 会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
  • 時間:10:00~19:00
  • 休館:火曜日
  • 入場料:無料
  • 主催:イッセイミヤケ
  • URL: https://tinyurl.com/3pbmm42w

国立国際美術館 特別展「線表現の可能性」

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ベルナール・フリズ《ガルブ》2003 年 アクリル、樹脂、カンバス 国立国際美術館蔵 Courtesy of the artist

国立国際美術館で2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで、特別展「線表現の可能性」が開催されます。古くて新しい線というテーマをもとに、国立国際美術館のコレクションの中から、版画・素描を中心に、絵画、彫刻、写真を加えた150点もの作品を紹介します。日頃、意識することの少ない線という存在が、私たちの視覚にどのような作用を及ぼすのか、その興味深い検証の場となることでしょう。

  • 会期:2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで
  • 会場:国立国際美術館 地下3階展示室(〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55)
  • 開館:10:00 - 17:00、金曜・土曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
  • 休館:月曜日(1月13日は開館し、1月14日は休館)、年末年始(12月28日~1月4日)
  • 画像:ベルナール・フリズ《ガルブ》2003 年 アクリル、樹脂、カンバス 国立国際美術館蔵 Courtesy of the artist
  • URL: https://tinyurl.com/4vf6z4dk

国立国際美術館「コレクション1 彼女の肖像」

adf-the-national-museum-of-art-osaka-collection-1-her-portrait国立国際美術館では「コレクション1 彼女の肖像」が2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで開催されます。本展では、国立国際美術館の所蔵品の中から、女性の登場する作品に焦点をあて、章ごとに異なるテーマで紹介します。記号化された女性像ではなく、個性や歴史を持った個人としての「彼女」の肖像に、現代の作家たちが何を託し、どのような社会や歴史、関係性が表象されているかに着目します。

  • 会期:2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで
  • 会場:国立国際美術館 地下2階展示室(〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55)
  • 時間:10:00 ~ 17:00、金曜・土曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
  • 休館:月曜日(11月4日、1月13日は開館し、11月5日、1月14日は休館)、年末年始(12月28日~1月4日)
  • 主催:国立国際美術館
  • 協賛:ダイキン工業現代美術振興財団
  • 企画:武本彩子(当館任期付研究員)
  • 観覧料:一般 430円(220円)、大学生130円(70円)
  • 無料観覧日:11月16日(土)、11月17日(日)、12月7日(土)、1月11日(土)
  • URL: https://tinyurl.com/27amers9

水戸芸術館現代美術ギャラリー 企画展「田村友一郎 ATM」

adf-mito-art-museum-special-exhibition-yuichiro-tamura-atm水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、11月2日(土)から企画展「田村友一郎 ATM」を開催します。本展において田村は、水戸芸術館英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作インスタレーション《ATM》を発表します。ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村が、これまで書き綴ったテキストをもとに、自身の作品の根幹にある書きあらわすという行為を生成AIに委ね、生成AIはそれを手がかりに、新たな物語を機械的に提示することを試みます。また、同時開催の展覧会「クリテリオム101」では、滞在先で出会った人との関わりや、その地に見られる社会状況の観察から、移動や労働をめぐる考察を映像で表現する渡邊拓也を紹介します。

  • 会期:2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで
  • 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
  • 時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
  • 休館:月曜日、年末年始(2024年12月27日(金)~2025年1月3日(金))
  • 入場:一般900円、団体(20名以上)700円
  • URL: https://tinyurl.com/3ym7cam5

東京都写真美術館「アレック・ソス 部屋についての部屋」展

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《Two Towels》〈Niagara〉より 2004年 作家蔵

東京都写真美術館は、2024年10月10日(木)から2025年1月19日(日)まで「アレック・ソス 部屋についての部屋」展を開催します。アレック・ソス(1969-)は、国際的な写真家集団、マグナム・フォトの正会員であり、生まれ育ったアメリカ中西部などを題材とした作品で、世界的に高い評価を受けてきました。本展では、初期を代表するシリーズ〈Sleeping by the Mississippi〉から、今秋刊行予定の最新作〈Advice for Young Artist〉まで、約 60 点の作品を6つのセクションで紹介します。

  • 会期:2024年10月10日(木)から2025年1月19日(日)まで
  • 会場:東京都写真美術館 2階展示室
  • 時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで
  • 画像:《Two Towels》〈Niagara〉より 2004年 作家蔵
  • URL: http://www.topmuseum.jp/

あべのハルカス美術館 「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」

adf-abeno-harukas-art-museum-impressionism-from-monet-to-america-worcester-art-museumあべのハルカス美術館で「印象派 モネからアメリカへウスター美術館所蔵」が2024年10月12日(土)から2025年1月5日(日)まで、開催されます。第1回印象派展から150周年を迎える2024年、印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会です。19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集いました。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰ります。本展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目します。

  • 会期:2024年10月12日(土)から2025年1月5日(日)まで
  • 会場:あべのハルカス美術館(〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)
  • 時間:火~金/10:00~20:00、月土日祝/10:00~18:00(入館は閉館30分前まで
  • 休館:12月31日(火)、1月1日(水・祝)
  • 大阪会場公式HP URL: https://www.ytv.co.jp/moneame/
  • 美術館公式HP URL:https://www.aham.jp/

嵯峨嵐山文華館「企画展:HAIKUとHAIGA ー芭蕉と蕪村、2人のカリスマー」

adf-696-saga-arashiyama-bunkakan-special-exhibition-haiku-and-haiga嵯峨嵐山文華館は2024年10月12日(土)から2025年1月19日(日)まで俳句と俳画の企画展を開催します。俳句はわずか17音の中に季節を表す言葉を詠み込む日本独自の詩形で、その特徴は世界でも類を見ません。元々は「俳諧の連歌」として始まりましたが、松尾芭蕉(1644-1694)によって芸術の域にまで高められました。俳句は現在、国内外で人気を博し、学校の教材としても使用されています。俳画とは俳句と絵が一体となった作品で、芭蕉をはじめ多くの俳人が手がけました。中でも与謝蕪村(1716-1783)による俳画は優れており、俳句に詠まれた情景や事柄をそのまま描かず、見る人の想像を膨らませる工夫がなされています。本展では、芭蕉直筆の《「ふる池や」発句短冊・極書》や2022年に再発見され話題となった、《野ざらし紀行図巻》、蕪村の《「いかだしの」自画賛》など多くの優れた俳画を展示します。名品を通して、俳句愛好家だけでなく、初心者の方も俳句と俳画の魅力を感じることができる絶好の機会です。

  • 会期:2024年10月12日(土)から2025年1月19日(日)まで
  • 時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
  • 休館:12月3日(火)展示箇所の一部変更、12月30日(月)から1月1日(水)まで
  • URL: https://tinyurl.com/3ydv8x3h

クマ財団ギャラリー「KUMA experiment 2024-25」vol.2『いるけどいない いないけどいる』

adf-web-magazine-kuma-experiment-2024-25-vol2-1「KUMA experiment 2024-25」vol.2『いるけどいない いないけどいる』がクマ財団ギャラリーで2024年11月16日(土)から11月24日(日)まで開催されます。これは、クマ財団が支援するクリエイター奨学金8期生・45名による成果発表を目的としたグループ展シリーズ「KUMA experiment 2024-25」の第2弾です。参加するクリエイターは、布の構造に魅力を感じ、織りや染色で立体作品を手がける石渡結さん、AIなどのテクノロジーを駆使して欲しい情報が目の前にある世界を目指す今村翔太さん、音について科学研究やアートなど分野を問わず探求する頃安祐輔さん、映画の分からなさや不気味さに向き合い制作する芝田日菜さん、芸術音楽をより身近にする方法を作曲を通して模索する杉浦瑛優さんの5名となります。

  • 会期:2024年11月16日(土)から11月24日(日)まで 
  • 時間:12:00~19:00
  • 会場:クマ財団ギャラリー
  • 休館:火曜日
  • 料金:無料
  • URL:https://tinyurl.com/3zdehks2

KOTARO NUKAGA(天王洲)スプツニ子!個展「Can I Believe in a Fortunate Tomorrow? ー幸せな明日を信じてもよい?ー」

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「Can I Believe in a Fortunate Tomorrow? ー幸せな明日を信じてもよい?ー」メインビジュアル《Drone in Search for a Four-Leaf Clover》

マルチメディアアーティスト・スプツニ子!の個展「Can I Believe in a Fortunate Tomorrow? ー幸せな明日を信じてもよい?ー」がKOTARO NUKAGA(天王洲)で2024年11月2日(土)から2025年1月25日(土)まで開催されます。2000年代から2010年代にかけて、インターネットやソーシャルメディアの発展によって思い描かれたユートピアが、2020年代になると誤情報の拡散、不平等の深刻化、そしてそれらに伴う社会の分断といった冷厳な現実へと姿を変えました。効率性や利便性は、本当に私たちの幸せに繋がっているのでしょうか。テクノロジーは、私たちを解放するのか、それとも新たな束縛となるのでしょうか。私たちは、まだ未来を信じることができるのでしょうか。本展では「かつて私たちが夢見た、テクノロジーと共存する未来」の現在地を、16点の映像作品より考察します。

  • 会期:2024年11月2日(土)から2025年1月25日(土)まで
  • 時間:11:00~18:00
  • 会場:KOTARO NUKAGA(天王洲)
  • 画像:「Can I Believe in a Fortunate Tomorrow? ー幸せな明日を信じてもよい?ー」メインビジュアル《Drone in Search for a Four-Leaf Clover》
  • URL:https://tinyurl.com/msvm2mjf

アートかビーフンか白厨 「Barbara Kruger × 青木良太 – consumption -」

adf-web-magazine-hiromiyoshii-paichuBarbara Kruger × 青木良太 - consumption -」が「アートかビーフンか白厨」で2024年10月29日(火)から11月30日(土)まで開催中です。本展は、現代アートギャラリーの「hiromiyoshii」がコラボレーターとして参加した企画展です。

  • 会期:2024年10月29日(火)から11月30日(土)まで
  • 時間:17:00〜23:00
  • 会場:アートかビーフンか白厨
  • URL:https://tinyurl.com/ccffkv92

香港 WKM GALLERY 高橋盾個展「Peaceable Kingdom」

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Jun Takahashi, Lonely Man, 2024, Oil on canvas, 100 x 100 x 4.5 cm, 39 37/100 x 39 37/100 x 1 77/100 in, (JT_0009). Courtesy of the artist and WKM Gallery

高橋盾の個展「Peaceable Kingdom」が香港のWKM GALLERYで2024年10月25日(金)から12月14日(土)まで開催されます。高橋さんはファッションブランド「UNDERCOVER」の創設者でもあり、ファッションの仕事と並行して10年以上絵画を描き続けてきました。

  • 会期:2024年10月25日(金)~12月14日(土)
  • 時間:11:00~19:00
  • 会場:WKM GALLERY
  • 休廊:日月祝日
  • 画像:Jun Takahashi, Lonely Man, 2024, Oil on canvas, 100 x 100 x 4.5 cm, 39 37/100 x 39 37/100 x 1 77/100 in, (JT_0009). Courtesy of the artist and WKM Gallery
  • URL:https://tinyurl.com/4n989zc5