アートギャラリー・美術館展覧会のおすすめ情報

2023年8月開催のアートギャラリー・美術館の展覧会をご紹介します。開催スケジュールのほか、展示作品などの詳細情報をお伝えします。なお、最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどご確認のうえ、ご来館ください。

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国立新美術館 個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」

2023年6月29日より、国立新美術館とサンローランは国際的に大きな注目を集めてきた現代美術家、蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう、1957年生)の大規模な個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」を逢坂恵理子(国立新美術館長)の企画によって開催しています。アンソニー・ヴァカレロがリードするサンローランにとって、本展を開催することは、同ブランドの使命ともいえる、ビジュアルアートや映画、音楽など、様々なクリエイティビティへのサポートの最も新しい機会となります。どうぞお楽しみください。

  • 会期:2023年6月29日(木) ~ 2023年8月21日(月)
  • 休館:毎週火曜
  • 開館時間:10:00-18:00
    ※毎週金・土曜日は20:00まで
    ※入場は閉館の30分前まで
  • 会場:国立新美術館 企画展示室1E
  • URL: https://bit.ly/3Yexq0A

国立新美術館 「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」

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英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」を、2023年7月12日(水)から10月2日(月) まで、東京・六本木の国立新美術館にて開催します。ターナー、コンスタブル、モネ、草間彌生、リヒター、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンなど、時代や地域、ジャンルを超えた「光の作品」の競演にご期待ください。

  • 会期:2023年7月12日(水)~10月2日(月)
  • 休館日:毎週火曜日
  • 会場:国立新美術館 企画展示室2E[東京・六本木]
  • 開館時間:10:00-18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで
    ※入場は閉館の30分前まで
  • URL: https://tate2023.exhn.jp

東京都美術館  企画展 うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展

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東京都美術館では、7月22日(土)から10月9日(月・祝)に、企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」を開催します。ニューヨークを拠点に幅広い表現活動を続けている荒木珠奈(1970-)は、へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家です。20代でメキシコに留学、「明るさと暗さ」、「生と死」が共存する独特の文化に魅了されたという荒木の作品には、清濁あわせた人間の存在そのものを肯定するような眼差しが感じられます。本展は、これまでに国内外で発表された詩情豊かな版画や立体作品をはじめ、ウクライナなどさまざまな国のルーツを持つこどもたちと当館で共同制作したインスタレーションやメキシコの先住民と共同制作した絵本、鑑賞者参加型のインスタレーションなど、初期作品から近作までの90点以上に加え、開催地である「上野の記憶」に着想を得た大型インスタレーションの新作を展示する、作家にとって初めての回顧展です。さらに関連プログラムとして、造形ワークショップや鑑賞プログラムなどを多数開催します。こどもから大人まで楽しめる、ちょっと怖くて懐かしい不思議な展覧会にぜひご期待ください。

  • 会期:2023年7月22日(土)~10月9日(月・祝)
  • 会場:東京都美術館ギャラリーA・B・C
  • 休室日:月曜日、9月19日(火)
    ※ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
  • 開室時間:9:30-17:30(入室は閉室の30分前まで)
  • 夜間開室:金曜日は9:30-20:00(入室は閉室の30分前まで
  • URL: https://onl.tw/cRJXHYa

十和田市現代美術館 「劉建華(リュウ・ジェンホァ) 中空を注ぐ」

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《遺棄》2001-2015 年、磁器、サイズ可変
© Liujianhua Studio

十和田市現代美術館では、2023年6月24日(土)から11月19日(日)の間、上海を拠点に活動している劉建華(リュウ・ジェンホァ)の個展「劉建華(リュウ・ジェンホァ) 中空を注ぐ」を日本で初めて開催します。磁器発祥の地である景徳鎮で育った劉は、磁器工房での職人時代を経て彫刻を学びました。中国における経済や社会の変化や、それに伴う問題をテーマに、土や石、ガラス、陶磁器などを使って立体作品やインスタレーションを制作しています。
本展ではメインとなる展示室に、ペットボトルや靴などの日用品を磁器で制作した《遺棄》(2001年-2015年)が展示されます。私たちが使う日用品の大半は一時の役目を果たすと放置され、壊れてゴミになります。この作品は、私たちが土に還らない素材に囲まれて生活していることや、処分できないものを蓄積し続けている現状を想像させます。その他にも、瓶や壺の口と首の部分だけを切り取った最新作《塔器》(2021年-2022年)や、当館の常設作品《痕跡》(2010年)の造形ともつながる浮遊する枕《儚い日常》(2001年-2003年)、壁につたう墨汁や陶器の仕上げに使う流動的な釉薬を思わせる《兆候》(2011年)など、劉の初期から近年までの作品が紹介されます。ぜひお楽しみください。

  • 会期:2023年6⽉24⽇(⼟)~11⽉19⽇(⽇)
  • 開館時間:9:00-17:00(⼊場は閉館の30分前まで)
  • 休館⽇:⽉曜⽇(祝⽇の場合はその翌⽇)
    ※その他の休館⽇、臨時開館⽇などの情報はwebサイトにてご確認ください
  • 会場:⼗和⽥市現代美術館
  • 観覧料:⼀般1800円(常設展含む)⾼校⽣以下無料
  • URL: https://bit.ly/3OBiR3W

ポーラ美術館「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画ー横山大観、杉山寧から現代の作家まで」

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ポーラ美術館で2023年7月15日(土)から12月3日(日)の期間中、「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」が開催されます。「革新」をテーマに日本画の誕生から現代までの展開をダイナミックに紹介する大規模展です。近代の「日本画」を牽引した明治、大正、昭和前期の画家たちや、杉山寧をはじめとする戦後の日本画家たちの表現方法、そして現在の「日本画」とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちの実践の数々にあらためて注目し、その真髄に迫ります。

  • 会期:2023年7月15日(土)~12月3日(日)
  • 会場:ポーラ美術館 展示室1、2、3、アトリウム ギャラリー
  • 主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
  • URL:https://bit.ly/3K69dUl

エスパスルイ・ヴィトン東京 ケリス・ウィン・エヴァンス個展 「L>espace)(...」

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CERITH WYN EVANS - L>espace)(... エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2023年) Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton, Paris Photo credits: © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

エスパスルイ・ヴィトン東京にて、2023年7月20日から2024年1月8日の期間、英国ウェールズ出身のアーティスト ケリス・ウィン・エヴァンスによる個展「L>espace)(...」が開催されています。本展は芸術機関であるフォンダシオンルイ・ヴィトンの所蔵コレクションを東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパスルイ・ヴィトンにて展示する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として行われています。

  • 会期: 2023年7月20日~2024年1月8日
  • 開館時間: 12:00-20:00
  • 休館日: ルイ・ヴィトン表参道店に準ずる
  • 会場: エスパスルイ・ヴィトン東京
  • 料金: 無料
  • URL: https://bit.ly/44OmwRy

資生堂アートハウス展覧会 第二次 「工藝を我らに」 第四回展

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資生堂アートハウスにて2023年7月27日から10月29日の期間、「第二次 工藝を我らに 第四回展」が開催されます。「工藝を我らに」は2015年から始まった資生堂アートハウス主催のグループ展で、メンバーを替えながら「第一次」(2015-2017)、「第二次」(2019- )と続いています。本展では、十四代 今泉今右衛門(陶藝)、中條伊穗理(漆藝)、三代 羽與兵衛(金工)、安達征良(ガラス工藝)による新作に加え、藍染めの染織作品で世界的な評価を受けている福本潮子の「茶室」を舞台に、メンバー自らがお茶を楽しむための道具類を発表予定です。

  • 会期: 2023年 7月27日(木)~ 10月29日(日)
  • 休館日: 月・火・水曜日・祝日
  • 夏季休館: 8月7日(月)~16日(水)
    ※ 7月27日(木)より休館日を毎週月・火・水曜日(祝日の場合も休館)に変更
  • 開館時間: 10:00-16:30(入館は16:00まで)
  • 会場: 資生堂アートハウス
  • 料金: 入場無料
  • URL: https://bit.ly/44HVlb8

真言宗総本山 東寺・食堂(じきどう)「バッジュ・シャーム・キョウト」adf-web-magazine-august-art-gallery-museum-information-6

世界遺産 真言宗総本山 東寺・食堂(じきどう)にて8月11日(金・祝)から8月29日(火)の期間、インドの現代ゴンド・アートの第一人者バッジュ・シャームの日本初となる個展「バッジュ・シャーム・キョウト」を開催します。「バッジュ・シャーム・キョウト」は、“森の民”とも呼ばれるインド中部の少数民族であるゴンド族のアーティスト「バッジュ・シャーム」の日本初となる個展です。トライバルアートでありながら現代的なフィーリングを併せ持つ“現代ゴンド・アーティスト”として進化を続けるバッジュ・シャームの作品を、真言宗が立教開宗されて1200年の節目となる2023年、総本山である東寺・食堂(じきどう)で展示します。

√K Contemporary  Reen Barrera個展「Yes, Can Do!」

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√K Contemporary(ルートKコンテンポラリー/東京・新宿)は、2023年8月5日(土)から8月26日(土)にかけて、フィリピン出身の現代アーティスト Reen Barrera(リーン・バレラ)の日本初となる個展「Yes, Can Do!」を開催します。Barreraは、東南アジアをはじめ、アメリカの美術館やギャラリーでの個展を開催し、フィリピンで最も使われているモバイル決済サービスGCashとのコラボレーションによるNFT作品の発表など、近年その活躍の場を広げ、世界のコレクターの注目を集めているアーティストの一人です。

  • 会期: 2023年8月5日(土)~ 8月26日(土)
  • アーティスト: Reen Barrera(リーン・バレラ)
  • 会場: √K Contemporary(東京都新宿区南町6)
  • URL: https://bit.ly/3DUiFqB