感情の絡み合い:表現を通じ異素材の響きを探る
ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、アート展「ADF Art Gallery Project」の27回目として、バングラデシュ出身のアーティストZakir Salam(ザキール・サラム) による「Entangled Emotions: Exploring Material Echoes through Expression」展を2024年5月21日(火)から31日(金)まで開催いたします。本展は、人間と馬の間の深い絆を探求し、馬の強さと速さをシンボル化し、具現化した作品が展示されます。入場料は無料ですので、お近くにお越しの際は、お立ち寄りください。
ザキールの作品は、実用的なニーズを超え、感情的な繋がりを追求し、男女の複雑な欲望のメタファーを描いています。人間と動物のバランスと尊重を重視し、自然の摂理を超えないよう警鐘を鳴らしています。彼のアートシリーズ「Entanglement(エンタングルメント)」は、ゼラチングルー、合成石膏、液体カラー、アクリルカラー、金、銀、錫、アルミニウムなど、多様な素材を使用しています。それぞれの素材が独自の質感や雰囲気、光沢を生み出し、作品を通じて物語の旅を創造しています。
ザキールは、永遠の愛と私たちを結びつけるエネルギーの流れをテーマにしています。彼の作品に描かれる神聖な関係は、人間の精神に秘められたサインや精神の動きの中に見られる強さを反映しています。
ザキールは、現代の精神的苦痛の中で、アートが人間の抵抗力を表現する手段となり得ると考えています。人類が大きな苦しみに直面しても、アートを通じて笑顔と平和の可能性を信じています。ザキールのアートはこの熟考の過程から生まれ、人間がポジティブな変化をもたらす力を持っていると信じています。
持続的なアイデアの探求を通じて、ザキールはアートが心の中のスピリチュアルな美を独自に表現する手段であることを認識してきました。ザキールは、アートが平和、抵抗力、そして個人の中に宿る善のメッセージを伝える強力な媒体として機能していると考えます。
Zakir Salam / ザキール・サラム プロフィール
バングラデシュ出身。自然・人間・国家・祈りといった哲学的モチーフを色彩とかたちへと分解し、各要素の記号として再構成する。
1978年7月6日バングラデシュ、ダッカ生まれ
2000年 BFA Institute of Fine Art University of Dhaka Bangladesh(大学学部)卒業
2002年 MFA Institute of Fine Art University of Dhaka Bangladesh(修士課程)修了
2010年 東京藝術大学美術学部油画技法材料研究室研究生
2012年 東京藝術大学美術学部油画技法材料研究室修士課程修了
2013年 東京藝術大学美術学部油画技法材料研究室研究者
個展
2024年「Entanglement : Exploring the Equine Echo in Human Bonds」(d-lab gallery)
2022年「ENTANGLEMENT」 Gallery For You(中和ギャラリー)
2020年「Future of Hope, Yotsu ba no Kuroba」(Gallery Sueno)
2018年「Earth of Joy」(中和ギャラリー)
2016年「愛のときめき」(中和ギャラリー)
2014年「IMAGE OF LIFE」(宮益坂ビル503)
2012年「Human Energy, Movement and Spiritual Energy」(東京藝術大学 油絵ギャラリー)
「Entangled Emotions: Exploring Material Echoes through Expression」展開催概要
会期 | 2024年5月21日(火)から31日(金)まで ※5月26日(日)は閉廊 |
時間 | 10:00 ~ 18:00 |
会場 | GARDE Gallery (東京都港区南青山5-2-1 ALLIANCEビル4F) |
入場 | 無料 |