建築を引き立てるプロダクトを顕彰する「Architizer A+プロダクトアワード2021」の受賞作品が決定
世界最大の建築オンラインプラットフォームのArchitizerは、建築家による建築家のための唯一の建築プロダクトアワード「A+プロダクトアワード2021」の受賞作品を発表した。世界が前例のない状況に置かれた今年、思慮深いデザイン、頑強なディテール、タイムレスな素材を求める傾向はいつにも増して強くなった。美しく活気にあふれた空間を創出し、次世代へと引き継がれるようなプロダクトは、有名ブランドから新興メーカーまで多種多様のブランドから提案された。素晴らしい建築やインテリアを創出する際に、プロダクトに求められる重要な役割をハイライトした作品が多く受賞している。受賞作品一覧はArchitizerウェブサイトで参照可能。
日常生活においてどのように人々の助けになるかを総合的に考え、その最新の考え方で一般的な問題を様々なアプローチで解決する。今年のA+プロダクトアワードでは、そのような作品が受賞しています。
プリモ・オルピーラ、Studio O+A共同創設者・代表
5回目の開催となった本アワードには、昨年を20%上回る応募があった。大手ブランドが打撃を受けるコロナ禍でも、新たなものを生み出す創造力は屈していないことを証明している。37のカテゴリーにおいて、世界中のあらゆる地域から革新的なプロダクト、マテリアル、照明がA+アワードの栄誉に輝いた。
審査には、著名な建築事務所に所属する50以上の世界的建築家たちが参加し、「審美性」「パフォーマンス」「インパクト」を基準に厳正な審査を行った。審査員は、Aecom、フォスター&パートナーズ(Foster & Partners)、ゲンスラー(Gensler)、HDR、オルソン・クンディグ(Olson Kundig)、 パーキンス&ウィル(Perkins + Will)、スキッドモア・オーウィングズ&メリル(Skidmore Owings & Merrill)、コーン・ペダーセン・フォックス(Kohn Pedersen Fox)、ウッズ・バゴット(Woods Bagot)など、名だたる建築事務所を代表する建築家たちである。
コロナで世界中が未曽有の危機に見舞われた今年は、環境や公衆衛生に関わるアイデアが多く見られた。変化し続けるニーズに敏感に反応しダイナミックな革新を遂げた、ワークスペースのソリューションや、エネルギー効率の良い都市照明、リサイクル・自然素材などが受賞している。これらのプロダクトは、生活の質を向上させ、今日だけでなく遠い未来を見据えて作られている。
審査では機能性と永続性が重視されますが、受賞作品は、審美性を妥協せずにそれらを実現させています。今年の受賞プロダクトは、美しいデザインを見事に表現しています。
ポール・ケスキース、Architizerディレクター
さらに今年は、世界の優れた建築マテリアルやプロダクトをまとめた、Architizer発刊の『The World's Best Building Products』のオンライン版が復活する。Arper、Arktura、Bendheim、Cosentino、Grohe、Flos、LG、Viking、Vitrocsaなどをフィーチャーする当誌は、世界中の建築家のためのプロダクトガイドの決定版。
スケジュール
- アワード募集開始:2021年5月10日
- 受賞作品発表:2021年9月27日
Architizerについて
刺激的なコンテンツや建築プロダクトマーケットに関する情報、アワードプログラム、膨大なオンラインリサーチデータなどを通して、建築家の活動をサポートしモチベーションを与えることをミッションとしている。より良い建物を創り、より良い街、より良い世界を実現すべく活動する建築家に必要なツールを提供する。