「ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル」3年ぶりのライブイベントがポルトガルのリスボンで開催
優れた建築やランドスケープを称えるアワード「ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル」2022のショートリストが発表された。50カ国以上から集まった何百もの応募のなかから選ばれた、美しく、大胆かつ、革新的な420点のプロジェクトは、3年ぶりに行われるWAFの有観客イベントで、43のカテゴリーにおいて優秀賞と大賞をかけて競う。イベントは、2022年11月30日から12月2日までポルトガルのリスボンにて開催される。
リスボンのイベントについて
ポルトガルのリスボンにて開催されるWAF2022のイベントのテーマは「Together」。世界中から著名な専門家をスピーカーに招いたライブイベントなどを通して、ポスト・パンデミックの世の中に建築がどのように適応しているか、また、地球温暖化などの気候変動にどのように立ち向かえるのか、を議論する。
今までアムステルダム、バルセロナ、シンガポール、ベルリンなどの都市で開催されてきた本イベントが、ポルトガルの首都リスボンで開催されるのは初めて。ここで、世界中の建築コミュニティが一堂に会し、交流し、刺激を与え合い、学びを得ることができる。独自のアワードや会議内容で、WAFと並行して行われるインサイド・ワールド・フェスティバル・オブ・インテリアとともに、世界中のトップデザイナーや建築家をリスボンに歓迎する。
アワードについて
今回選ばれた420のショートリスト作品は、リスボンのイベントにて43のカテゴリーで優秀賞をかけて競う。ファイナリストは、審査員と観客の前で作品のプレゼンテーションを行うことができる。各カテゴリーの勝者の中から、最優秀建築賞、最優秀ランドスケープ賞、最優秀未来プロジェクト賞、最優秀インテリア賞などの大賞が決定する。
今回ショートリストに選ばれたプロジェクトは、新たに完成した建物やランドスケープもあれば、未完成の建築コンセプトもある。その内容も、田舎町の建物や海沿いのヴィラ、現代的なビルやパンデミック後に建設された最新の医療施設など多種多様である。手掛けた建築事務所の規模も、フォスター+パートナーズや3XN、ザハ・ハディド・アーキテクツ、スタジオ・ギャング、日建設計、メカノーなどの大手から、中小まで様々である。今年の審査員には、マリオ・クッチネラ、トレイシー・メラー、サンジャイ・プリ、ゴンカ・アリク・カリスカン、サー・ピーター・クック、手塚由比、などの有名建築家が名を連ねている。
ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル(WAF)について
ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル(WAF)は、世界最大級の国際的な建築ライブイベントで、期間中に行われる建築アワードプログラムも世界最大規模である。業界の最高レベルの顔ぶれが揃う審査委員の前で、ライブで行われるプレゼンテーションなどを通して、優れた建築やランドスケープを顕彰する。
2022年WAF概要
- テーマ「Together」のもとに開催される各種会議プログラム
- ファイナリストプロジェクトのライブ審査
- 全エントリー作品のギャラリー
- 展示エリア
- 交流イベント(パートナー企業・団体主催のものも含む)
- 夕食会にて最優秀賞の発表
WAFスポンサーは、当イベントの創設パートナーである、水回り製品のリーディングカンパニーGROHと、ヘッドライン・パートナーであるテクノロジー企業ABBと家電メーカーのMiele。