後世に残り得る優れた建造物を造り、地域の活性化に資する熊本独自の取り組みを振り返る

くまもとアートポリス建築展2024」が熊本県で2024年11月に開催される。「くまもとアートポリス」とは熊本県が1988年に創設した、自然や歴史、風土を生かしながら、後世に残り得る優れた建造物を造り、地域の活性化に資する熊本独自の豊かな生活空間を創造する取組み。今年は「持続する志-くまもとアートポリス36年-」をテーマに、県民とともに育み、これまで持続してきた「くまもとアートポリス」の取り組みとこれからの展望を広く国内外に発表し、取り組みの推進を図ることを目的に、シンポジウム、展覧会、見学ツアーなどが予定されている。

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メインシンポジウムでは「みんなの家」をはじめとした、くまもとアートポリスの取り組みを踏まえ、地域の課題である空き家再生や小さなコミュニティづくりに関わる若い建築家などとともに、新しい公共性とは何かを考える。シンポジウム終了後には交流会も予定されている。メインシンポジウムおよび交流会は専用フォームより事前申し込みが必要。

メインシンポジウム

会場:ホテル熊本テルサ1階テルサホール
日時:11月23日(土)13:00~17:00
料金:無料
定員:250名

第1部 基調講演:これからの公共建築は「みんなの家」である
(くまもとアートポリスコミッショナー 伊東豊雄)
第2部 事例発表:小さなコミュニティづくりに関わる若手建築家等による事例

大阪、東京、長崎、長野を拠点として活動されている若手建築家等の取り組み紹介

第3部 ディスカッション:新しい公共性とは何か

第2部に登壇した小さなコミュニティづくりに関わる若手建築家たちと、くまもとアートポリスコミッショナー・アドバイザーにより、「新しい公共性とは何か」を議論

展覧会

「くまもとアートポリス36年とこれから」をテーマに、これまでの36年を大きく4つの期(第1期/公営住宅、第2期/木造建築、第3期/学校建築、第4期/災害対応)に分け、それぞれの時期で特長的なプロジェクトのパネル展示や建築家へのインタビュー映像が、2024年11月16日(土)から上通アーケードおよび熊本市現代美術館(アートラボマーケット)を皮切りに、中心市街地や観光施設、大学機関など、県内各地を巡回する形で実施される。詳細はウェブサイトから確認できる。インタビュー対象の建築家は以下のとおり。

特別見学会

2024年11月11日(月)から11月24日(日)の期間を「建築ウィーク」と称し、熊本県内にある幅広い年代に建てられた建築物の見学会が開催される。いずれも専用フォームから事前申し込みが必要。

熊本中央警察署(旧北警察署)
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©石丸捷一

所在地:熊本県熊本市中央区草葉町5-13
日時:11月13日(水)14:00~14:30、15:00~15:30
定員:各回15名

宇土市立宇土小学校

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所在地:熊本県宇土市高柳町104-1​
日時:11月16日(土)10:30~11:30
定員:先着50名

熊本県総合防災航空センター

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所在地:熊本県菊池郡菊陽町大字戸次1698​
日時:11月18日(月)14:00~15:00
定員:先着30名

「くまもとアートポリス建築展2024」開催概要

会期2024年11月11日(月)~11月23日(土)
会場熊本県内各所
URLhttps://tinyurl.com/yc8n9wr2