建築部門ロングリストには235プロジェクト
世界的な建築デザインアワード「Dezeenアワード2023」が、サンティアゴ・カラトラバ、レンゾ・ピアノ、MADアーキテクツによるプロジェクトを含む、建築部門のロングリスト(1次選考通過作品)235プロジェクトを発表しました。NPO青山デザインフォーラム(ADF)は、メディアパートナーとして今年もDezeenアワード2023をサポートしています。
建築部門内の13のカテゴリーで受賞候補となった235のロングリスト・プロジェクトには、メキシコ、日本、イラン、ベトナム、タンザニア、ポルトガルを含む36カ国のスタジオによるものが含まれています。上位7都市はロンドンからの30作品、次いで深圳、メキシコシティ、メルボルン、北京、アムステルダムがそれぞれ3作品が並びました。
今年のロングリストに選ばれた建物の中には、イスタンブールのカラキョイ・ウォーターフロントにある美術館、ユトレヒトのレンガ造りの給水塔、ロンドンの古いガソリンスタンドに代わるレンガ造りのタウンハウス6棟などがあります。その他、中国の3Dプリンターで壁をつくった廃墟のような木造住宅、カンパラの版築工法を採用したコミュニティ・アート・スペース、ポーランドの空気浄化バイオリアクターを備えた子供用プレイ・パビリオンなどがロングリストに選ばれています。
Dezeen Awards 2023は今週、ロングリストに入った全てのプロジェクトを発表する予定で、インテリア部門、デザイン部門、サステナビリティ部門へと続きます。これらのロングリストは94か国4,800を超えるエントリーから選出されます。選出されたロングリストはファルシド・ムサヴィ、トム・メイン、ララ・レズメ、オマー・ガンジーを含む名だたる建築家・専門家からなる国際審査員によって評価され、10月にはショートリストを発表、さらにマスター審査員による審査が行われ、11月に受賞者が発表されます。その後、建築プロジェクト部門の受賞者15組が、年間最優秀建築プロジェクトの栄冠を目指して競います。
Dezeen Awards
世界的な人気を誇る建築・デザイン雑誌であるDezeenによって創設、今年で5回目を迎えた。高い信頼性と知名度を持つ審査員を誇り、世界的に最も参加者を集めるアワードのひとつ。世界最高の建築、インテリア、デザイン、そして最も優れた作品を制作するスタジオを称えるアワードとして注目を集めている。