横浜野毛の「ちぐさ」建て替えのため「Jazz Museum CHIGUSA ファンド」で資金を募集
現存する日本最古のジャズ喫茶である横浜野毛の「ちぐさ」が、開業90年の2023年ミュージアムとして生まれ変わる。創業店主・吉田衛が終戦直後、穐吉敏子、渡辺貞夫、日野皓正たちの勉強のために何回も何時間もレコードを聴かせていた音と空間をミュージアムの中に再現する。
古くて新しいジャズ喫茶の誕生
現存する日本最古のジャズ喫茶ちぐさは、創業90周年にあたる2023年博物館機能を備えた「ジャズミュージアム・ちぐさ」として再出発することとなった。現在の店舗は狭隘な上に耐震性に問題があり、より安全で快適な音楽空間を実現するためジャズ喫茶のイメージを超えた外装と内部構造を持つ新たなライブハウスとミュージアムに生まれ変わる。ちぐさは創業店主・吉田衛の遺志を受け継ぎ、「ジャズの歴史と伝統を大切にし、それを未来につないでいく」ことを使命と考えている。新しい店舗は若いプレーヤーに演奏の場を提供し、ジャズを愛するファンには、ちぐさが90年にわたって蓄積してきた6,000枚のLPレコードや、駐留米軍の残したV-ディスク、手作りのオーディオ装置など貴重なアーカイブスを体感できるミュージアムとする予定。Jazz Museum CHIGUSAは、ジャズの街・横浜の文化遺産であると同時に、近年、若者や外国人が集まる魅力ある街・野毛のランドマークとして地域との融和を図りながら横浜の観光振興に貢献していきたいと考えている。
旧ジャズ喫茶ちぐさ再現のプロジェクト
野毛街づくり会が保存していたオーディオ装置一式や貴重なV-ディスク、さらにレコードジャケット掲示板、テーブルやイス、看板まで当時のものをそのまま使った、1946~2007年の旧ジャズ喫茶ちぐさが下層階再現され、当時の音や雰囲気を楽める。
バーチャル・ミュージアムも加えたハイブリッド・ミュージアム
すでにYouTubeの「CHIGUSA Channel」でも流れている貴重なV-ディスクなどをバーチャル空間でも体験できるように衣替えし、創業店主・吉田衛のマッチのコレクションなどの現物とともにハイブリッドな展示をする。
「Jazz Museum CHIGUSA ファンド」を発足
Jazz Museum CHIGUSAの設計と建築の概要がまとまり約1億円の総工費に対し、自己資金、銀行融資に加え「横浜野毛地区まちづくりトラスト」にも補助金を申請し、さらに約1,000万円の募金活動を開始することになった。ジャズを愛し、横浜を愛する企業、個人各位の当ファンドへの支援を目的としている。
「Jazz Museum CHIGUSA ファンド」概要
対象 | 個人及び企業団体 |
目標金額 | 1,000万円 |
募集期間 | 2022年3月から2023年2月まで |
連絡先 | Jazz Museum CHIGUSAファンド事務局 |
募金 |
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特典 |
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