トップティア・パートナーとの協業で社会課題を解決

世界のトップティア企業たちをつなぎ合わせ「エコシステム」を構築することで、社会課題の解決を目指す日本発のチームBONDが、日本の社会課題を解決するパートナーとしてノルウェーのスタジオ・Snøhettaを迎えた。Snøhettaは環境的・社会的なサステナビリティを取り組みの中心に、世界で9ヶ所の地域にスタジオを保有し、建築・景観設計・室内建築・芸術・製品設計・グラフィック・デジタルデザインといった多くの分野で活躍する学際的実践チーム。現在、彼らのデザインは、持続可能な建材、エネルギー・ポジティブ、水資源の管理、脱炭素や廃棄物の制御等を複合的に考慮しながら、生命体の繁栄を後押ししている。

BONDは社会課題の解決の舞台として、日本の「国立公園」に注目し、日本発の「社会課題の解決方法」を確立するため、Snøhettaというトップティア・パートナーと協業し世界規模での「エコシステム」の構築を進める。省庁や地方行政、地域と密に連携しながら推進する「国立公園内の再開発プロジェクト」において相互に協力していく。国立公園内での“体験”を通じた環境教育や、地域の脱炭素化の推進を含め、国立公園が本来持っている魅力に新たな光を当て、単なる建築に留まらず、地域と密着し社会課題を解決していく全く新しい世界的な「エコサイクル」を生み出していくことを目指している。

プロジェクトの舞台となる日本の某・国立公園（一部）

国立公園再開発プロジェクトのコンセプトデザイン

日本の某・国立公園内再開発のコンセプトデザイン（一部）

BONDとSnøhettaは、複数の再開発予定地のコンセプトデザインを完了しており、実現に向けたより具体的な調査を進めている。再開発には、ラグジュアリーホテル、ウェルネススパ、レストラン、教育施設、アクティビティーなど、様々なアイデアが盛り込まれている。今後は、BONDが中心となりこれらの再開発を推し進めるためのエコシステムの構築を進める。それらのエコシステムには、世界有数のホテル、ウェルネス、医療、ファッション、フード、テクノロジー、ファイナンス企業に加え、省庁や地方行政、さらには、地域の一次産業関係者など、多岐にわたるパートナーが含まれている。この再開発プロジェクトは、日本の国立公園史上、最大規模になる予定。